中村GM「面食らうな…」 鳥谷代理人は中島も担当の凄腕ボラス氏

[ 2014年11月14日 05:30 ]

敏腕代理人のボラス氏と契約した鳥谷

 阪神から海外フリーエージェント(FA)権を行使した鳥谷敬内野手(33)が、らつ腕代理人として知られるスコット・ボラス氏(62)と契約したことが12日(日本時間13日)、分かった。獲得を目指している中島裕之内野手(32=前アスレチックス)の代理人も同氏であり、慰留と補強の両面で“難敵”と交渉することになった。まさかの展開に中村勝広GM(65)は「面食らうな…」と困惑の表情を浮かべた。

 ボラス氏はフェニックスで行われているGM会議会場ホテルのロビーで約50人の報道陣に囲まれ、「Toritani」を高らかにアピールした。

 「トリ(鳥谷)は、日本のカル・リプケンだ。鉄人だね。10年間、試合を欠場していない。今年も素晴らしいシーズンだったし、守備の上手な素晴らしい遊撃手だ」

 鳥谷は04年9月から今季終了まで1466試合連続出場中で、これはプロ野球歴代3位。ボラス氏は元オリオールズで世界記録の2632試合連続出場を果たした殿堂入り内野手にたとえた。

 松坂(メッツからFA)が西武からレッドソックスに移籍した際には入札額と合わせ、約1億ドル(当時約130億円)の巨額契約を勝ち取ったボラス氏。現在も今オフFAの目玉であるシャーザー(タイガース)、怪物右腕ストラスバーグ(ナショナルズ)らを顧客に持つ。近年は日本人内野手が大リーグで活躍できていないが「鳥谷は二遊間の選手としてはパワーがあり、守備では日本人なのにラテン系選手のツールを持っている。難しいスローイングもできてグラブさばきがうまく、守備範囲が広い」と太鼓判。人工芝ではなく土のグラウンドである甲子園でプレーしていたことも好材料に挙げた。

 今オフのFA市場では二遊間が手薄。「メジャーでは打撃も優れた二遊間の選手が不足している。彼はそれを埋めてくれる一人になるだろう」。レギュラーとしての契約を模索しており「彼は運動神経の優れた内野手で、どの位置からでも、どの体勢からでも送球できる技術を持っている。グラブさばきがうまく、守備範囲も広い彼の身体能力なら複数のポジションをプレーできる」と訴えた。

 ボラス氏の発言を受けて大リーグ公式サイトは早くも「日本のIronman(鉄人)」と報道。ブルージェイズ、ロイヤルズ、ナショナルズ、アストロズなどが獲得に興味を示している中、ボラス氏の交渉術に注目が集まる。

 ◆カル・リプケン 1960年8月24日生まれ、米メリーランド州出身の54歳。78年にドラフト2巡目でオリオールズ入り。攻撃型遊撃手として82年からレギュラーに定着し、2632試合連続出場、903試合連続フルイニング出場は大リーグ記録。通算19度の球宴出場を果たすなど活躍し、オ軍一筋のまま01年に引退。通算成績は3001試合、打率.276、431本塁打、1695打点。07年に殿堂入り。右投げ右打ち。

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