ムネリン特別寄稿 “遊び心”カノ素手で併殺狙い「最高!」

[ 2014年11月13日 10:15 ]

<侍ジャパン・大リーグ選抜>小久保監督(中央)と談笑する川崎。右は井口

日米野球第1戦 侍ジャパン2―0大リーグ選抜

(11月12日 京セラD)
 今季ブルージェイズで活躍し、その底抜けに明るいキャラクターで米国でも人気者となった川崎宗則内野手(33)が日米野球全5試合でスポニチ本紙に特別寄稿。川崎だけが知っているメジャーリーガーのマル秘情報や交友録を、ムネリン流に楽しく紹介します。

 試合前にフィールドに出て、いろいろな選手と再会することができた。ブルージェイズからはコーチも2人来ているし、ラテン系の選手はみんな明るくて、仲がいい。僕も久しぶりにスペイン語でしゃべった。カノは前日は大阪城や道頓堀にも足を運んで、かに道楽の前でも記念撮影したみたい。「日本はいい。凄く楽しい」って。最後は「ところで、おまえはきょうはプレーしないのか?」とからかわれた。

 今回の来日メンバーの中でも、やっぱりカノがNo・1。打撃に関しては、バッターボックスでの間の取り方がうまい。マウンドさばきに対して「ボックスさばき」。これは僕が今、初めて思いついてつくった言葉なんだけどね。打席内で彼なりのルーティンがあって、それがうまく整っている。

 守備も最高!3回1死一塁では遊撃手からの送球を素手で受けて、そのままジャンピングスロー。わずかにセーフで併殺こそならなかったが、間に合わせるにはあの方法しかなかった。カノは肘から先の使い方が凄くうまい。力が抜けているから、イレギュラーにも即座に反応できる。まるで何事もなかったかのようにさばいてしまう。

 この「力を抜く」というのが意外に難しい。日本の選手は緊張している状況でいいプレーができるけど、メジャーの選手はいかにリラックスするかをいつも心掛けている。これは特にラテン系の選手に言えることだけど、試合前練習でも二遊間の併殺プレーには遊び心がある。もちろん、バチッとしたプレーも当然できるけど、普段からああいうプレーをやっているから試合でもできる。日本人選手にも「遊びのあるゲッツー」は必要だと思うし、やればできる。

 投手陣も随所に見どころがあった。先発したシューメーカーの左打者へのあのチェンジアップは、えぐい。初めて対戦する左打者には死球になるんじゃないかという角度で来る。ちなみに、2番手で投げたハンターは僕がメジャーで唯一ホームランを打った投手。真っすぐが速いからボールが手から離れたぐらいのイメージで振りにいったら、たまたまスライダーが来て、タイミングが合っちゃいました。

 初戦は負けてしまったけど、体が慣れてくれば打線もこんなもんじゃない。チェスト!

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