山田ぶっつけマルチ!球場到着後スタメン通達「本当にビックリ」

[ 2014年11月13日 05:30 ]

<侍ジャパン・大リーグ選抜>4回2死二塁、山田が左前適時打を放つ

日米野球第1戦 侍ジャパン2―0大リーグ選抜

(11月12日 京セラD)
 小久保ジャパン白星発進の最後のアウトは一塁・山田(ヤクルト)がつかんだ。9回1死一塁、モーノーの痛烈なライナーに素早く反応して好捕。そのまま一塁ベースを踏み、併殺を完成させた。急造一塁手の冷静な判断が光った。

 「とにかく緊張して、過去一番くらいの集中力で守ったので。最後は強い打球でしたが、しっかり捕れてアウトにできて、良かったです」

 緊張感から解放され、ようやく童顔が崩れた。打力を買われ、2軍も含めてプロで一度も経験のない一塁で先発出場。そのバットで応えた。4回2死二塁、シューメーカーの決め球スプリットを完璧に捉えた。リードを2点に広げる左前適時打。6回にもハンターの外角145キロを右前へはじき返し、マルチ安打。侍ジャパンに初選出された野手最年少の22歳が塁上をにぎわせ続けた。

 スタメンを伝えられたのは、午後2時前の球場に到着後だった。「本当にビックリして、返事も遅れてしまった」。小久保監督の指示で秋季キャンプから本職の二塁だけでなく、一、三塁の練習もこなしてきたが、まさか開幕戦とは。代わりにスタメンを外れた銀次のファーストミットを借り出陣。初回先頭ゾブリストの一ゴロをさばくと少し落ち着き、最後のアウトまで守り抜いた。

 小久保監督が悩み抜いた最後のピースだった。10日の壮行試合で打線は零敗を喫したが、途中出場した山田の左翼線二塁打に光明を見いだした。「守備のリスクは考えたが打力を買った。期待に応えてくれたと思います」と指揮官の勝負手に、最高の結果で返した。8日には坂本、小林と、9日には嶋、銀次と夕食をともにするなど、先輩との交流も大きな刺激になっている。今季、日本人右打者最多の年間193安打を記録した若きヒットマンは、バットで侍ジャパンを勢いづけた。

 ◆山田 哲人(やまだ・てつと)1992年(平4)7月16日、兵庫県生まれの22歳。履正社では「T―山田」の愛称で知られ、3年夏の甲子園出場。高校通算31本塁打。10年ドラフト1位でヤクルト入団。昨季途中から二塁のレギュラーに定着し、今季は193安打で最多安打のタイトルを獲得した。通算成績は263試合で打率・306、33本塁打、116打点。1メートル80、76キロ。右投げ右打ち。

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