マエケン“未来のライバル”に実力証明 5回2安打零封

[ 2014年11月13日 05:30 ]

<侍ジャパン・大リーグ選抜>5回無失点の力投を見せた前田健

日米野球第1戦 侍ジャパン2―0大リーグ選抜

(11月12日 京セラD)
 将来的な大リーグ移籍を見据える右腕にとって、腕試しの場で絶好のアピールとなった。前田健(広島)は5回をわずか2安打に抑えて無失点。自身の実力を存分に見せつけ「(大リーグ選抜は)長打力があるので一球一球、気を付けながら丁寧に投げた」と充実感たっぷりに語った。

 初回のピンチをしのいで波に乗った。1死からこの日、最速の152キロをカノに左前にはじき返された。次打者に四球を与えて一、二塁のピンチを背負ったが、4、5番を変化球で冷静に仕留めて脱した。2~4回は無安打投球。先発投手は80球までという球数制限のある中、71球で5回を投げ切った。

 WBCにも出場しており、大リーグ公式球や硬いマウンドにも戸惑いはない。「日本のボールより動くし、自分の投球の幅が広がる」と投球の軸に選択したのはツーシーム。いつもと違う変化をする球をしっかりコントロールし、メジャー打線を無失点に封じた。

 小久保監督も「この日米野球に備え準備をしてくれた。日本のエースだという自覚がきょうの投球に表れていたと思う」と絶賛。前回2006年の日米野球は5戦5敗だった。前々回の04年の最終戦から続く連敗を止め「8年前に全敗しているのを凄く意識していた。本当に勝てて良かった」とホッとした表情を浮かべた。

 前田健は今季は過去3年で最少の11勝にとどまり、今オフのポスティング・システムを利用しての移籍は見送りになる公算が大きい。それでも未来のライバルたちに「MAEDA」の名前を印象づけ「結果も出たし、いい経験になった。日本代表のユニホームを着られるのは、選ばれた選手。誇りを持ってマウンドに上がった」と笑みを浮かべた。

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