岩隈GM就任!三陸鉄道チーム設立「草野球日本一目指す」

[ 2014年11月7日 05:30 ]

発表会で始球式を行う岩隈GMと球団マスコットのバッファローマン

 マリナーズの岩隈久志投手(33)が6日、東日本大震災で被災した岩手県沿岸部を走る三陸鉄道の社員や沿線の住民らをメンバーとする草野球チーム「三陸鉄道キットDreams」のゼネラルマネジャー(GM)に就任することが発表された。2011年まで仙台市に本拠を置く楽天に所属したことで要請を受け、快諾。これまでも被災地で野球教室を開催するなどして地域復興に貢献してきた右腕が、今後はGMとして被災地から「草野球日本一」を目指す。

 岩隈の東北を思う熱い気持ちが、GM就任につながった。昨年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台としても知られ、今年4月に全線復旧を果たした復興のシンボル・三陸鉄道などとタッグを結成。「野球の面白さを伝えていきたい。目指すのは“草野球日本一”です」。マリナーズで選手として世界一を目指す一方で、GMとして「日本一」を目指すことを宣言した。

 チームが本拠地とする予定の岩手県宮古市内の田老(たろう)野球場は、津波で全壊。現在は16年春の完成を目指して再建中で、それに合わせて三陸鉄道や宮古市が中心となって草野球チームを設立した。あす8日に久慈市内で行われるチームの初練習は岩隈GMも視察予定。今後は地域密着型のチームとして活動し、来春には草野球の全国大会開催を計画。田老野球場のこけら落としイベントも検討している。

 岩隈は震災が起きた11年までの7年間、楽天でプレー。11年は「1勝につき10万円」の寄付活動も行った。メジャー移籍後の昨オフも宮城県石巻市で野球教室を行うなど、積極的に復興支援活動に携わってきただけに、「野球の力を通じて三陸、東北を盛り上げたい」と約束した。

 12日開幕の日米野球では、MLB選抜の一員として出場する。「凱旋登板できるのは楽しみ。侍ジャパンに対して思い切り頑張っていきたい」。野球の力で東北を元気に――。岩隈GMの新たな夢がレールに乗って走り始めた。

 ▽三陸鉄道 岩手県北部の久慈と中部の宮古を結ぶ「北リアス線」(16駅)と中南部の釜石と盛を結ぶ「南リアス線」(10駅)から成る三陸海岸を縦貫する第三セクターの鉄道会社。本社は岩手県宮古市。鉄道運営のほか、全国の百貨店やイベントでの出張グッズ販売などの事業も活発に展開。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の劇中に登場する「北三陸鉄道」のモデルとなった。

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