ハム大引 ヤクルト移籍決定的 6日FA権行使表明へ

[ 2014年11月6日 07:04 ]

今季FA権を取得した日本ハムの大引

 今季、国内FA権を取得した日本ハム・大引啓次内野手(30)が6日に球団と最終交渉を行い、移籍を前提として権利行使を表明する。

 今後は他球団からのオファーを待つことになるが、早くから獲得調査に乗り出しているヤクルトに移籍することが決定的となった。

 大引は13年1月に、糸井らを交換要員とした複数の大型トレードでオリックスから移籍。2年目の今季は主将を任され、強いリーダーシップも高く評価されていた。シーズン終盤には腰痛を抱えながらも離脱せず、プロ8年目で自己最多の132試合に出場。打率・245ながら得点圏打率・312と抜群の勝負強さを誇り、遊撃手としても堅実な守備力を誇った。

 ヤクルト以外にも楽天など複数球団が興味を示しており、球団幹部は「FA宣言したら、残留が駄目というわけでない」と宣言残留の可能性にも含みを持たせた。しかし中島、西川、近藤ら若手の内野手が台頭してきたチーム事情に加え、大引は法大時代にヤクルトの本拠地・神宮で活躍し、東京に自宅も構えている。今後の交渉で翻意することは厳しい状況だ。

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2014年11月6日のニュース