早大 新監督に鳴門渦潮・高橋広氏 岡村監督は任期満了

[ 2014年11月5日 05:58 ]

今夏、高校日本代表監督を務めた高橋氏

 早大は退任を表明した岡村猛監督(59)の後任に鳴門渦潮(徳島)の高橋広監督(59)の就任が濃厚となった。

 高橋氏は西条(愛媛)から早大に進学し、捕手としてプレー。4年時には学生コーチとして、岡田彰布(阪神、オリックス元監督)らを指導した。早大卒業後、77年から鳴門工(現鳴門渦潮)コーチ、80年から監督。同校を春夏8度の甲子園に導き、02年センバツ準優勝。今季限りで現役を引退した元ロッテの里崎らを育てた。

 早大は2011年に就任した岡村猛監督が4日の秋季リーグ最終戦後に「任期は4年だったので、指揮を執るのはこれで最後になる」と今季限りでの退任を表明。今春の時点で関係者にはすでに退任の意向を伝えており、OB会組織を中心に後任の人選を進めてきた。その中で今夏U―18アジア選手権(バンコク)に出場した高校日本代表監督も務め、指導経験が豊富な高橋氏に一本化されたもようだ。

 ◆高橋 広(たかはし・ひろし)1955年(昭30)2月4日、愛媛県生まれの59歳。西条から早大に入学。早大では同期に元巨人の松本匡史ら、1年下に山倉和博がいた。甲子園では監督として春夏通算12勝。10年には、高校野球の発展に尽くした指導者に贈られる「育成功労賞」を受賞した。

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2014年11月5日のニュース