世界に発信!パ・リーグが中米進出、メキシコで試合放送へ

[ 2014年11月5日 06:52 ]

ブルペン投球を行う日本ハム・大谷

 パ・リーグが中米に進出して事業展開を行うことが4日、分かった。

 6球団が出資する事業会社パシフィックリーグマーケティング株式会社(PLM)の担当者が先月末にメキシコに渡り、現地ケーブルテレビ局と放映権、ニュース映像の売却交渉を開始。合意すれば来季、年間20~30試合のパ公式戦がメキシコで中継される。

 PLMの村山良雄社長(オリックス球団常務)は球界初となる中米進出について「球界は変わる必要がある。パはリーグとしてそれをやっていこうという気持ちが強い」と説明した。これまでも台湾、韓国へのニュース映像の提供などでアジア市場の拡大に成功。今回はメキシコを中心とした中米市場に狙いを定めた。

 その背景にあるのは「少子高齢化」に対する危機感だ。パは今季公式戦でリーグ新記録となる1024万2478人(前年比4%増)の観客動員数を記録。ただし、国内の総人口の減少傾向を直視し、国内だけでなく海外に目を向けることで将来的な市場を確保する狙いがある。

 中米は世界的にも野球が盛んな地域。特にメキシコでの人気は高く、今季は日本ハム・メンドーサ、ロッテ・クルーズら同国出身者がプレーしたこともあり、日本球界への関心も高いという。パは放映権収入に加え、現地メディアへの露出を増やすことが、人材の確保など将来的な利益につながると判断した。

 今後はメキシコを足がかりにドミニカ共和国、ベネズエラへのニュース用ダイジェスト映像の提供などを準備している。交渉が正式締結されれば、日本ハム・大谷の二刀流の活躍も中米の一般家庭で観戦が可能になる。日本球界も海外輸出する時代に突入した。

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