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新井 阪神退団決断!制限超え1億3000万円減俸提示され…

FA移籍から7年、阪神退団を決断した新井

 阪神・新井貴浩内野手(37)が退団の意思を固めたことが3日、分かった。4日に球団へ自由契約を申し出る。今季で3年契約が切れ、球団からは野球協約で定められた減額制限(年俸1億円以上の場合は40%)を超える、1億3000万円減となる年俸7000万円の条件提示を受けていた。07年オフのFA移籍から7年。野球人生を懸けた重い決断を下し、新たな環境で復活を目指すことになる。

 新井がタテジマとの決別を決断した。球団から示された来季の契約条件は、今季年俸2億円から65%減の7000万円。野球協約で定められた減額制限を大きく超えるものだった。この条件に同意しないことを決め、4日に球団へ自由契約の意思を伝える。

 ただ大幅減俸が、退団を決意した理由ではない。交渉の席でもダウン提示そのものには納得し、球団側の配慮にも謝意も示していたという。最大にして唯一の理由は「野球選手として、もう一度勝負したい」という純粋な動機だった。

 今季は94試合で打率・244、3本塁打、31打点と不本意な成績に終わった。新外国人のゴメスの加入で出場機会が激減し、主に代打や緊急時の三塁手を担った。来季もゴメスの「4番・一塁」は不動。三塁もCS、日本シリーズでは西岡が守り、今成らも控える状況から来季は今季以上に代打専念となる公算が大きい。自問自答する中で、競争の場を新天地に求める気持ちが上回った。

 もちろん、他球団に移籍しても定位置の保障はない。阪神残留よりも厳しい立場に立たされる可能性も承知の上だ。金銭的な条件に関しても、自由契約の身で移籍先を探すからには阪神から提示された金額をさらに下回ることも覚悟している。

 07年秋に生まれ故郷の球団でもあった広島から阪神へFA移籍。常に打線の主軸として重圧を背負い、10年からは4番にも座った。11年に打点王を獲得するなど一定の成績を残した一方で、在籍7年間で悲願の優勝はかなわなかった。今秋の日本シリーズも直前に発症した腰痛が響いて出場機会は訪れず、不完全燃焼で終えた。現役16年間で通算1854安打。あと146本に迫る2000安打にもこだわりはない。来年1月で38歳。残り少ない現役生活の完全燃焼を誓い、決断に至った。

 今後は12球団合同トライアウトは受けず、自由契約選手の交渉解禁となる9日以降に他球団からのオファーを待つ。実績は十分だけに、古巣の広島などが興味を示す可能性がある。日本プロ野球選手会会長の重職を務めるなど実直な人柄は球界で広く知られる。野球人としての純粋な思いに従い、最後の、そして、過酷な挑戦を選んだ。

 ◆新井 貴浩(あらい・たかひろ)1977年(昭52)1月30日、広島県生まれの37歳。広島工、駒大を経て98年ドラフト6位で広島入団。02年にレギュラーに定着し、05年には43本塁打で初タイトル。07年オフにFAで阪神へ移籍。11年に打点王。日本代表として06年第1回WBC、08年北京五輪出場。08年12月から12年12月まで第7代日本プロ野球選手会会長を務めた。1メートル89、96キロ。右投げ右打ち。

 ▽年俸の減額制限 野球協約第92条(参稼報酬の減額制限)に定められており、契約更改の際に、その年度の年俸が1億円を超える選手は40%、1億円以下の選手は25%を超えて減額されない。ただし、選手の同意があれば制限を超えて減額することができる。

[ 2014年11月4日 05:30 ]

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