風張 ヤクルトのホタテ腕だ!水産加工バイトで磨いたMAX152キロ

[ 2014年11月4日 05:30 ]

真中監督からのメッセージカードを手に笑顔を見せる風張

 今秋のドラフトでヤクルトから2位指名された東農大北海道オホーツクの風張蓮投手(21)が3日、東京都世田谷区の東農大キャンパスで鳥原公二チーフスカウトらから指名あいさつを受け、入団前の神宮球場での日本一を誓った。

 14日に開幕する明治神宮大会が大学最後の大会。真中監督が「投げっぷりがいい」とほれ込んだ最速152キロ右腕は「これが全国制覇するラストチャンス。監督さんを胴上げしたい」と意気込んだ。

 胴上げ宣言したのは真中監督ではなく、同大の樋越勉監督(57)。26年前の監督就任時に立てた目標で唯一、達成していない全国制覇を、風張はオホーツクで鍛えた右腕で実現する。冬はふぶくと一歩も外に出られない極寒の地。岩手出身の風張ですら「体中が痛くなるほどの寒さで忍耐力が付いた」そうで、何より冬場のバイトが剛腕の礎になっているという。

 夏場は大根掘りを手伝い、流氷がやってくるオホーツクの冬には毎年恒例で水産加工業のバイトを行う。1パック20キロほどの鮭(さけ)やホタテを1日3~4時間も荷積みする。極寒の中で1カ月間も。「あれで腕っぷしが鍛えられた。大学で部活をしていたら個人でのバイトはそうできない。いい経験になった」と笑う。目的は3月の沖縄合宿の費用稼ぎ。樋越監督は「水産業を学ぶのも大学の勉強の一つ」と説明した。

 背番号も32に決定。「直球で押す投球をして、先発で勝ち星を挙げたい。背番号ももっと若い番号になれるように」。プロの目標も語ったが、その前にやることがある。大学日本代表候補合宿で同部屋だったオリックスドラフト1位の明大・山崎を倒し、風張は初の日本一をヤクルト入りの手土産にする。 

 ▼ヤクルト鳥原チーフスカウト (風張は)先発、中継ぎ、抑えと何でもできる投手。うちの課題の投手力をカバーし、かなりやってくれるはず。これで来年の最下位はなくなるな。

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