ヤクルト、大引獲り!守備力高評価、最下位脱出へ遊撃手の固定急務

[ 2014年11月3日 05:53 ]

今季主将としても活躍した大引

 ヤクルトが今年8月に国内フリーエージェント(FA)権を取得した日本ハム・大引啓次内野手(30)の獲得調査を行っていることが2日、分かった。大引がFA権を行使する場合を想定して準備を進めている。複数の球団関係者は調査していることを認め「守備力が高く、リーダーシップも魅力」と評価した。

 大引は今季、主に遊撃手として132試合に出場し、打率・245、5本塁打、47打点。オリックスから移籍2年目で主将も任された。ただ、日本ハムの内野手は中島や、捕手からシーズン途中に三塁にコンバートされた近藤ら若手が台頭している。さらに、7月にレンジャーズからマイナー契約を解除された田中の獲得調査も本格化。二塁、遊撃、三塁をこなせる田中が12年以来の古巣復帰となれば、内野のレギュラー争いは激化する。

 一方、ヤクルトは今季、遊撃手を固定できず、先発出場は森岡の68試合が最多だった。今季から就任した真中新監督は、守りを重視する方針を掲げており、就任会見では「投手補強はもちろんだが、センターラインを強化したい。ショートも課題」と話していた。先発投手では、FA権行使を表明したロッテ・成瀬の獲得に参戦。さらに2年連続最下位から抜け出すため、正遊撃手のFA補強にも乗り出した。

 大引にとって、ヤクルトの本拠地・神宮は法大時代に首位打者を2度獲得するなど、東京六大学リーグのスター選手として活躍した思い出深い球場だ。現在、沖縄・国頭村で行われている秋季キャンプへの参加を免除され、自主練習を行っている。レギュラーシーズン終了後に「まずは球団と話し合ってから。それからいろいろな人に相談して考えたい」と話して態度を保留していたが、今週中にもFA権行使を表明するとみられる。

 ◆大引 啓次(おおびき・けいじ)1984年(昭59)6月29日、大阪府生まれの30歳。浪速では2年春のセンバツに出場して8強。法大では2度の首位打者に輝いた。06年大学・社会人ドラフト3巡目でオリックスに入団。13年1月にトレードで日本ハムに移籍。今季は主将を務めた。オールスター出場2度。通算成績は895試合で打率・254、27本塁打、231打点、50盗塁。1メートル78、84キロ、右投げ右打ち。

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