慶大 春秋連覇消えた…9回好機、スタイル貫く強行策も裏目

[ 2014年11月3日 05:30 ]

東京六大学野球最終週第1日 慶大3―4早大

(11月2日 神宮)
 慶大は強行策が実らず、春秋連覇を逃した。9回に1点差とし、なお無死一、二塁の場面で、バントのサインを出さなかった高多倫正助監督は「このスタイルでやってきたチームなので打たせた」と説明。今季は10試合でわずか4犠打と、打ち勝つ野球を貫いてきたが、最後は裏目に出て、有原をとらえきれず。

 今秋から指揮を執る助監督は「選手はよくやってくれた。監督としての力量がなかった。選手に申し訳ない」と話した。

 2本のタイムリーを放った4番・横尾は「いい感じで打てた。でもチームが負けてしまって悔しい」と唇をかんだ。同じく2安打の3番・谷田(やだ)も「連覇したかったので残念。残り2試合に勝って4年生を送り出したい」と早大の胴上げ阻止を誓った。 

 ▼慶大・加藤拓(7回9安打4失点)先に点を取ってもらったのに粘れなかった。それが自分の甘さ。

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2014年11月3日のニュース