中村「本当に最高」劇的サヨナラ弾!地元胴上げへ「全力で頑張る」

[ 2014年10月29日 23:05 ]

<ソ・神>10回2死一、二塁、右越えにサヨナラ本塁打を放った中村はガッツポーズ

日本シリーズ第4戦 ソフトバンク5―2阪神

(10月29日 ヤフオクD)
 劇的な一発は、中村のバットから生まれた。延長10回、四球と野選で築いた2死一、二塁で、中村が呉昇桓の5球目、148キロのストレートを右翼席に弾き返した。

 「もう、本当に最高です」と中村。「ずっとポストシーズンで結果を出せていなかったので打ちたいと思って打席に入りました。手応えは最高だったんですけど、ファウルになるかな、と思ったので…切れないで飛んでくれて本当によかった」と語った。

 この日は初回に2点を先制したものの、追加点を奪えず2―2で延長に入った。延長10回、先頭の明石が四球で出塁し、内川が一邪飛で倒れ、手首を痛めた李大浩に代わって4番に入った本多のバントは野選となり一、二塁。だが松田は二飛に倒れ2アウトに。

 今シーズンリーグトップの176安打を放ちプロ7年目で初のタイトルを手に入れた中村だが、本塁打はわずか4本。それだけに、貴重な1本がこの大切なところで飛び出したところがソフトバンクの強さだろう。

 これで1敗の後3連勝で3年ぶり6度目(南海、ダイエー時代を含む)の日本一に王手を掛けた。「勢いがつく勝ち方だったので、あしたまた勝てるように全力で頑張りたい」。今季限りでの辞任を表明している秋山監督の花道を飾るまであと1勝。地元ファンの前での日本一の胴上げを誓っていた。

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