中日 森ヘッドがドミニカ共和国へ 補強費5億円で助っ人獲得の旅

[ 2014年10月29日 09:42 ]

 中日が来季の巻き返しへ総額5億円にものぼる補強費を用意し、助っ人獲得に乗り出すことが28日、分かった。森繁和ヘッドコーチ(59)がこの日、ドミニカ共和国へ出発。従来の「掘り出しもの」狙いではなく、年俸1億円超の大物も視野に入れていることを明かした。

 「これまでにない予算を用意してもらった。失敗はできないし、今まで手が出なかった選手にも(手を)出せるかもしれん」

 落合監督時代から合計10度目のドミニカ視察となる森ヘッド。これまでも限られた予算内でブランコ(現DeNA)、ネルソンなど優良助っ人を獲得したが1年目の年俸はそれぞれ約2760万円、1070万円(当時のレート)と格安だった。ただ、昨年の契約更改では落合GMが主力選手の大幅減俸を断行し、約8億円のコストカットに成功。大きな補強を行わなかったことで、今オフの補強費に回せる算段だ。来月には西山和夫球団代表も同地に渡る予定で、対象選手の球団幹部と直接交渉することも可能となる。

 森ヘッドは補強ポイントは「先発2枚と外野手」と明言。米国人やキューバ人もチェックする考えで、大物獲りを狙う。

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2014年10月29日のニュース