青木で逆王手だ!4戦ぶりスタメン復帰を指揮官明言

[ 2014年10月29日 05:30 ]

 ロイヤルズの青木宣親外野手(32)が28日(日本時間29日午前9時7分開始予定)のワールドシリーズ第6戦で「2番・右翼」で4試合ぶりにスタメン復帰する。ネド・ヨースト監督(60)が27日(同28日)に明言した。ロ軍にとっては、ジャイアンツに2勝3敗と王手をかけられて迎える崖っ縁。本拠地カンザスシティーで、今シリーズ8打数無安打の青木が息を吹き返すことができるか。

 負けたら終わりの一戦。ヨースト監督は第6戦のラインアップについて「ノリ(青木)は右翼に戻る。あす2番を打つ」と明言した。ワールドシリーズ(WS)では8打数無安打。敵地での第3~5戦は外野守備を重視する布陣のため先発を外れたが、本拠地では再び指名打者制となるため、指揮官は「ノリの打撃が攻撃を活性化してくれる」と期待を寄せた。

 2番に起用されたレギュラーシーズン終盤15試合で打率・429。ワイルドカードゲームで9回に起死回生の同点犠飛を放つなど、29年ぶりのリーグ制覇の中心を担ったのは青木だ。今シリーズ5試合でロ軍のチーム得点は15、打率は・221で、ジ軍の27得点、打率・299を大きく下回る。DHとして同じく4戦ぶりに先発復帰するバトラーとともに、打線の鍵を握る。過去WSで2勝3敗となったケースは63度。第6戦を取ったチームは38もあり、そのうち半分以上の21チームが流れをつかんで頂点に立っている。

 この日は自由参加の練習。主力組のほとんどは休養に充て、青木も自宅で静養に努めた。第5戦の後には「とにかく準備するだけ。最後まで全力を出し切る」と話した。あと2試合戦う。そして、最後に笑って終わる。

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2014年10月29日のニュース