阪神、シリーズ敵地戦7連敗“内弁慶”打破が日本一への鍵

[ 2014年10月28日 22:12 ]

<ソ・神>5回無死、マートンが中飛に倒れベンチで渋い表情の和田監督

日本シリーズ第3戦 阪神1―5ソフトバンク

(10月28日 ヤフオクD)
 29年ぶりの日本一を目指し敵地・ヤフオクDに乗り込んだ阪神だったが、第2戦に続く連敗で、対戦成績は1勝2敗と黒星先行となってしまった。03、05年の日本シリーズではいずれも敵地で全敗し日本一を逃しているが、その“ジンクス”をまたも打ち破ることはできなかった。

 この日はプロ2年目の藤浪が先発。だが、立ち上がりから不安定な投球で初回、4回に1点ずつを失い、チームに流れを持ってくることができなかった。5回2/3を7安打3失点で降板。継投も決まらず6回までに5点のビハインドを背負った。頼みの打線もソフトバンク先発・大隣の前に7回まで3安打と元気なく、9回に1点を返して零敗を逃れるのがやっとだった。

 敵地で勝てない。03年のシリーズではダイエーを相手に福岡Dでの第1戦、第2戦に連敗。甲子園での第3戦以降は3連勝したものの、再び福岡Dに戻った第6戦、第7戦で連敗し日本一を逃した。ロッテと対戦した05年も、やはり千葉マリンで連敗スタート。甲子園でも連敗し1勝もできないまま敗れ去った。

 これでシリーズでの敵地戦は7連敗。日本一に輝いた85年は、西武を相手に敵地で3勝(第1、2、6戦)を挙げた。29日の第4戦。阪神は“内弁慶”打破が日本一への鍵となる。

続きを表示

2014年10月28日のニュース