ソフトバンク 初戦落とす スタンリッジ誤算 1イニング5失点重く

[ 2014年10月25日 21:43 ]

日本シリーズ<神・ソ>5回2死一、二塁、マートン(左)に適時二塁打を打たれるスタンリッジ

日本シリーズ第1戦 ソフトバンク2―6阪神

(10月25日 甲子園)
 11年以来、3年ぶりに日本シリーズという頂上決戦の舞台に戻ってきたソフトバンクだったが、第1戦は阪神に完敗を喫した。

 大事な第1戦の先発に秋山監督が指名したのは今季6年ぶりに古巣復帰を果たし、11勝を挙げてチーム勝ち頭となったスタンリッジだった。

 阪神の先発はメッセンジャー。日本シリーズでは史上初となる開幕外国人投手対決、そして昨年までのチームメートとの投げ合いに「意識しすぎずに試合に臨みたい」と語っていたスタンリッジは阪神打線を3回まで1安打に抑える好投を見せていた。

 迎えた4回、先頭の上本にこの日2本目の安打を中前にしぶとく落とされると、鳥谷のボテボテの投ゴロの間に上本は二塁へと進塁。この場面で続くゴメスに投じた初球のストレートを左翼線に運ばれたスタンリッジは阪神に先制点を許す。

 続く5回にも大和の左前打と2つの四球で2死満塁のピンチを迎えると、再びゴメスに左前2点適時打、続くマートンにも中越え2点適時二塁打を許してマウンドを降板。2番手・森福も福留に適時二塁打を許し、スタンリッジは4回2/3、6安打6失点。

 打線は6回にそれまで1安打と抑え込まれていた阪神の先発・メッセンジャーから代打・松中の中前打を口火に1死満塁とすると李大浩の中犠飛で反撃開始。続く7回にも柳田の右前適時打で追い上げを見せたが、5回の大量失点が重くのしかかり、第1戦を落とした。

続きを表示

2014年10月25日のニュース