ロッテで下克上日本一経験…西岡 極意は「緊張感が集中力を生む」

[ 2014年10月25日 05:30 ]

和田監督(左)が見守る中、フリー打撃で快音を響かせる西岡

日本シリーズ第1戦 阪神―ソフトバンク

(10月25日 甲子園)
 日本シリーズは25日に甲子園球場で開幕し、セ・リーグはレギュラーシーズン2位からクライマックスシリーズ(CS)を無敗で勝ち上がった阪神とパ・リーグ覇者のソフトバンクが対戦する。阪神は29年ぶり2度目、ソフトバンクは3年ぶり6度目の日本一を目指す。24日は両チームとも甲子園球場で調整し、ロッテ時代に2度の日本一を経験した阪神・西岡剛内野手(30)は緊張感が最大の集中力を生むと力説。また、ソフトバンク・秋山幸二監督(52)の提案で、昨年に続き、予告先発を実施することになった。

 下克上での日本一を知る男。西岡は冷静かつ熱く言葉を紡いだ。

 「プレッシャーもかかってくるし、緊張もする。でも、十分に緊張しまくってやればいい。緊張しないとビッグプレーも出ない。緊張感が最大の集中力を生んでくれる」

 経験が言わせるセリフだ。05年、阪神とロッテが相まみえた頂上決戦。当時、ロッテで21歳だった西岡は重要な初戦で攻守にわたってその「ビッグプレー」を披露。初回1死一、二塁。遊撃を守っていた西岡は、金本が放った中堅へ抜けそうな打球を好捕。そのまま二塁を踏み、併殺を完成させた。さらに1―1の5回無死一塁では「自分のできることをしよう」と絶妙なプッシュバントを成功。一、二塁とし、続く今江の決勝二塁打を呼び込んだ。初戦に勝って勢いに乗ると、同シリーズは4連勝で阪神をスイープした。

 「流れを変える、いつもと違ったプレーは勢いを生む。ワンチャンスで一気に流れは変わる」。10年にはシーズン3位から頂上まで上り詰め「史上最大の下克上」と呼ばれた。「ロッテはロッテ、阪神は阪神。選手も年齢も違うし、選手のレベルも上がっている」と言うが、短期決戦を勝ち抜くすべを知る男がリードオフマンを務めるのは心強い限りだ。CS6試合で27打数10安打、打率・370、1本塁打。特に日本シリーズ進出を決めた18日の巨人とのファイナルS第4戦では2回に引導を渡す2ラン。絶好調を維持している。

 「向こうもシーズン1位の優勝チームなのでね。巨人のときと同様、胸を借りるつもりで、ぶち当たりたい」

 29年ぶりの日本一へ。初戦、そして西岡の初打席が持つ意味は大きい。

 ▼阪神・和田監督 少しでも早く敵を把握できるようにやっていきたい。初戦で流れをつかめるかどうか。(ソフトバンクは)打線が強い。調子に乗せたら切れ目がない。チャレンジャー精神で最後の最後までファイティングポーズを取りたい。

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