14年ドラフト 各球団の損得勘定は?将来性のハム 即戦力の楽天、中日

[ 2014年10月23日 20:38 ]

<ドラフト会議>1巡目 早大・有原の抽選 当たりクジを高々と掲げる日本ハム・津田社長の隣で表情がこわばる阪神・和田監督

2014年ドラフト会議 

 最速156キロでドラフトの目玉として注目を浴びた早大の有原航平投手を獲得した日本ハムの津田敏一社長は「中田選手とか陽選手、大谷選手もいます。若い選手全員で頑張って日本一を奪回したいなと思っております」と日本一奪回へ即戦力の活躍を期待。一方2位以下は9位まで指名し、7人が高校生と、将来を見据えたドラフトとなった。

 2球団が競合した最速157キロ右腕の済美・安楽智大投手は楽天が当たりくじ。12年の森、昨年は松井裕に続き3年連続で抽選に勝つ形となり、大久保新監督は「将来的にうちの柱になるピッチャー」と期待。3位以下の5人は大学、社会人出身をそろえ、今季最下位に沈んだチームへのカンフル剤として期待したい。

 単独指名に成功したのは西武、中日、ロッテ、オリックス、巨人、ソフトバンクの6球団。西武は昨夏の甲子園優勝投手となった前橋育英の高橋光成投手を1位指名。4位に隠し玉として敦賀気比高卒の玉村祐典投手を指名した。

 中日の1位指名は三菱日立パワーシステムズ横浜の野村亮介投手。9人全員が社会人、大学出身選手で、即戦力重視の狙いがはっきり表れた指名となった。

 ロッテは強打が売りの早大の中村奨吾内野手を指名。2位の田中英祐投手は京大初のドラフト指名選手となった。

 オリックスは明大・山崎福也投手を1位に。エースの金子千尋投手がFAで流出する可能性もあるだけに、即戦力投手を一本釣りした。

 巨人の1位は高校通算73本塁打の智弁学園・岡本和真内野手。貴重な右の長距離砲を将来の主砲として育てたいところだ。指名選手は4人のみの少数精鋭となり、2位以下の3人は即戦力投手で固めた。

 ソフトバンクは投打で高い能力を誇り「大谷2世」と評価する声もある盛岡大付の松本裕樹投手を指名。現状チームは投打ともに選手がそろっているだけに、5人中4人は高校生を指名した。

 有原のくじを外したのはDeNA、広島、阪神の3球団。DeNAは外れ1位でも抽選となり、亜大の山崎康晃投手の当たりくじを引いた。5位まで大学、社会人で固め、3人は投手。若手が伸びてきた投手陣に刺激を与えることになりそうだ。

 広島は身体能力が高い中部学院大・野間峻祥外野手を指名。緒方新監督は自身に近いプレースタイルの若武者に「一目ぼれ」。2位の亜大・薮田和樹投手は大学生ながらリーグ戦未勝利で、将来性が期待される。

 阪神は外れ1位でも抽選に敗れ、外れ外れ1位で新日鉄住金鹿島の横山雄哉投手を指名。2位でも同チームの石崎剛投手を指名し、3、4位にも即戦力選手が続いた。

 安楽の抽選に外れたヤクルトはヤマハの竹下真吾投手を指名。2位の東農大北海道・風張蓮投手とともに投手陣の立て直しに一役買いそうだ。

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