【ドラフト速報】早大・有原は4球団競合 日本ハムが交渉権獲得 安楽は楽天

[ 2014年10月23日 17:20 ]

<ドラフト会議>ヤクルト・真中監督(左)の横でガッツポーズの楽天・立花社長
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 プロ野球ドラフト会議は23日、都内のホテルで開催され、大学ナンバーワン投手と呼び声高い早大の有原航平投手(4年)は、阪神、広島など4球団の競合の末に日本ハムが交渉権を獲得した。早大からドラフト1位投手が出たのは、2010年の斎藤佑樹(日本ハム)ら3人が指名されて以来。2球団が競合した済美(愛媛)の安楽智大投手は楽天が交渉権を得た。

 目玉選手が少ないといわれた今回のドラフトだが、本格派右腕の有原には地元広島をはじめ、早大の先輩である中村勝広GMの阪神などが早くから注目。秋季リーグ戦の開幕前に右肘を痛めたが、9月28日の明大戦で復帰。10月19日の立大戦では今季初先発し、6回4失点ながら復調をアピールし、日米13球団のスカウトが見守る中で今季最速の150キロを計測。「肘に痛みや不安はない」と強調していた。

 有原は最速156キロの直球に加え、スライダー、カーブ、チェンジアップ、カットボールなど変化球も多彩な好投手。広島・広陵高3年時にエースとして出場した10年選抜で4強入り。同年夏の甲子園大会では初戦敗退も最速149キロをマークした。プロからの誘いを断り、早大へ進学。1年春からベンチ入りを果たし、3年秋には最優秀防御率0・72を記録。今春リーグ戦も不動のエースとして5勝(1敗)の成績を残した。

 前橋育英(群馬)の高橋光成投手は西武、三菱日立パワーシステムズ横浜の野村亮介投手は中日、早大の中村奨吾内野手はロッテ、明大の山崎福也投手はオリックス、智弁学園の岡本和真内野手は巨人、盛岡大付の松本裕樹投手はソフトバンクが単独指名した。

 外れ1位でヤクルトはヤマハの竹下真吾投手、広島は中部学院大の野間峻祥外野手を単独指名。2球団が競合した亜大の山崎康晃投手はDeNAが交渉権を獲得した。

 2回抽選で外した阪神は新日鉄住金鹿島の横山雄哉投手を指名した。 

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