オリ金子 極秘渡米!今オフメジャーも…フィリーズ、Rソックス興味

[ 2014年10月23日 06:00 ]

オリックスの金子

 オリックスのエース・金子千尋投手(30)が22日、今オフのメジャー移籍を視野に極秘渡米したことが分かった。国内フリーエージェント(FA)選手として公示されたが、球界関係者によると、選択肢にメジャーが浮上しており、現地ではワールドシリーズを視察する。メジャーに移籍する場合は、球団がポスティング・システム(入札制度)の利用を認める必要があり、右腕の動向が注目される。金子はこの日、スポーツニッポン新聞社制定の「2014年度プロ野球最優秀バッテリー賞」を初受賞した。

 最多勝と最優秀防御率の2冠を獲得した金子がこの日、渡米した。日本球界関係者によると、米国時間21日に開幕したワールドシリーズを視察するのが主な目的だが、米国の野球環境などもチェックするとみられる。球団の許可を得ており、27日からの秋季練習には参加する。

 金子は今季、エースとしてチームを6年ぶりのCSに導いたが、ファーストSでは日本ハムの前に敗退。自身の去就については「何も考えていない」と話していた。残留、国内移籍などあらゆる可能性を探る中で、メジャー挑戦も真剣に検討し始めているという。

 これまでメジャー志向は一切明らかにしていないが、向上心が強い右腕は昨年ぐらいから熱心にテレビ観戦するようになった。タイガースのエース・バーランダーのシンカーを参考にするなど、より高いレベルに挑戦したいというのは自然な流れともいえる。わずかなオフを利用しての渡米は心境に変化があったことの表れ。最高峰の舞台を目の前で見ることは、今後の判断材料にもなる。

 ただし、金子が海外FA権を取得するのは来季終了後で、今オフに海を渡るにはオリックスが入札制度の利用を認める必要がある。瀬戸山隆三球団本部長は「残っていただくのが最優先」と残留を熱望。既にシーズン終了後に金子と話し合いの機会を持ち、球団側のスタンスを伝えている。

 現状では球団が入札制度を認めるかどうかは不透明だが、金子は国内FA権を取得しており、巨人、中日など複数球団が調査を進めている。球団にとっては国内の他球団に流出するより、最高2000万ドル(約21億4000万円)の落札金が見込める入札制度を容認した方が得策との考え方もある。今季は前年比18・4%増の観客動員に加え、本拠地でCSを開催したことで10億円以上の増収となる見通し。ここに「金子資金」が加われば、来季19年ぶりのリーグ優勝を狙うための補強費に回すことができる。

 メジャー球団もシーズン中から金子に注目。9月にはフィリーズのルーベン・アマロGMがわざわざ来日して視察したほか、レッドソックス、パドレスなどもスカウトを派遣している。ある米球団関係者は「あのスプリットは十分に通用する。真っすぐも球速以上に切れがある」と証言。広島が前田健の今オフの入札制度でのメジャー移籍を見送る方針を示したことで、金子の市場価値が上がることも予想される。

 金子は11月に8年ぶりに開催される日米野球で侍ジャパンのメンバーに選ばれており、名前を売る絶好の機会となる。ワールドシリーズで何を感じるのか。その決断は日米両球界に大きなインパクトを与えることになる。

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