青木 悔やむ…痛恨ハーフスイング「久々に負けた」

[ 2014年10月23日 05:30 ]

<ロイヤルズ・ジャイアンツ>3回、見逃し三振に取れる青木(AP)

ワールドシリーズ第1戦 ロイヤルズ1―7ジャイアンツ

(10月21日 カンザスシティー)
 第110回ワールドシリーズは21日(日本時間22日)にカンザスシティーで開幕し、29年ぶりの進出を果たしたロイヤルズは1―7でジャイアンツに完敗した。初めての出場となった青木宣親外野手(32)は相性が悪いジ軍先発マディソン・バムガーナー投手(25)の術中にはまり、4打数無安打。チームは今ポストシーズン初黒星を喫し、1985年から続いていた連勝は11で止まった。

 青木は悔しさを押し殺した。「本当に久々に負けたという気持ち」。黒星を喫するのはレギュラーシーズン161試合目の9月27日ホワイトソックス戦以来。24日ぶりの敗戦は、持ち味の機動力も、強力な救援陣も繰り出せずに終わる完敗だった。

 「あそこですね。中途半端な内野ゴロだったらホームに投げてくる。ヒットが欲しかった」。そう反省したのは3点を追う3回だ。無死二、三塁から1番エスコバルが空振り三振に倒れた直後の第2打席。第1打席の投直を含め通算14打数無安打と相性の悪いバムガーナーに対し、2ストライクから3球目の低めのカーブにハーフスイングを取られ、天を仰いだ。

 ジャイアンツの内野陣は守備が堅い。さらにチームに流れを引き戻すため、内野ゴロでの1点よりも適時打での2点を狙って強振した。だが2球連続で直球をファウルにするミスショット。「1、2球目で決められなかったのが最悪」。後続も走者を還せなかった。

 ロ軍はレギュラーシーズンで、無死または1死三塁の場面で得点を挙げた確率が両リーグ最高の57%だった。一方で、5回終了時点でビハインドの場合は12勝52敗。最高のチャンスを逃して必勝パターンに持ち込めずポストシーズン初戦からの連勝は8で止まった。

 試合後のクラブハウスでは「あした勝とう!」とナインの声が飛び交った。地元ファンから大きな「ノリ」コールを浴びた青木も「とにかく、あした。余計なことは考えず、そこだけに集中していきたい」と前を向いた。決して勢いだけで勝ち上がってきたわけではない。第2戦はそれを証明する大事な一戦となる。

 ▼ロイヤルズ・シールズ(3回0/35失点敗戦投手)直球の制球が上ずった。

 ≪V確率62・4%≫ジャイアンツは10、12年と合わせ、ワールドシリーズ7連勝とした。初戦を制したチームが頂点に立つ確率はこれまで62・4%。過去10年では9チームが制しており、唯一の例外が松井がMVPに輝いた09年のヤンキース。今年のロイヤルズ同様、本拠地黒星スタートだった。ロ軍のポストシーズン初戦からのメジャー最長記録だった連勝は8でストップ。85年から続いていたポストシーズン通算の連勝も11で止まり、ヤ軍の最長記録12(2度)に届かず。

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