菅野 2年連続開幕投手だ!阿部とバッテリー賞初受賞

[ 2014年10月23日 05:30 ]

最優秀バッテリー賞を受賞した菅野(左)と阿部

 スポーツニッポン新聞社が制定する「2014年度プロ野球最優秀バッテリー賞」の選考委員会が22日、都内で開かれた。セ・リーグは巨人・菅野智之投手(25)―阿部慎之助捕手(35)、パ・リーグはオリックス・金子千尋投手(30)―伊藤光捕手(25)がそれぞれ受賞した。初受賞の菅野は12月に米アリゾナ州で自主トレを行い、2年連続の開幕投手へ照準を合わせる。表彰式は12月上旬に予定されており、各選手には賞金100万円が贈られる。

 普段とはまた違った感動だった。個人でも、チームでもないバッテリーでの受賞。2年目で初受賞となった菅野は、率直な思いを口にした。

 「自分一人の力で獲れる賞ではないので、野手の皆さん、特に阿部さんには感謝しています。励みにし、来季はそれに恥じない投球をしていきたいです」

 今季、阿部とは23試合中、20試合で先発でバッテリーを組み、10勝4敗、防御率2・38。日本シリーズに進出した阪神バッテリーを抑えて、最多の支持を集めた。「数多くいる選手の中から選出していただき本当に光栄です」。女房役との共同作業が認められた。

 最も思い出に残る試合にも、阿部の心強い一言があった。4月29日のヤクルト戦(東京ドーム)だ。2点リードの9回2死一、二塁。2ボール2ストライクと追い込みながら畠山に逆転3ランを浴びた。ぼうぜんと立ち尽くす右腕のもとにナインが集結したときだった。

 阿部からは「これを抑えたら逆転するから」とまずは目の前の打者に集中するように助言を受けた。抑えて迎えたその裏。阿部の予言通り、打線は逆転した。白星を手にした右腕は「一人じゃなくて皆さんに支えられていると強く思った試合」と熱っぽく振り返った。

 今季は12勝をマークしたが、右肘じん帯の部分損傷で終盤に離脱。CSを棒に振るなど不完全燃焼だったが、既に来季へのビジョンは描いている。12月の優勝旅行後に、米アリゾナ州で自主トレを行う。年明け1月の自主トレは温暖な地を求めて、選考中。昨年は1月上旬に米アリゾナ州から帰国後、川崎市のジャイアンツ球場で練習したが「寒くて、いい時間を過ごせなかった」と寒暖差に苦しんだ。今年は温暖な気候の下、ぎりぎりまで体を仕上げて春季キャンプに向かう。

 また一つ勲章を手にした菅野。来年の最初の照準は開幕投手に定めた。「今年任せてもらって、来年は別の人では僕も悔しい。チームとしてもいいことではない。中心選手がいるチームは強い」。初めて務めた今季に続き、内海や杉内らと2年連続の大役を争う。

 ▽最優秀バッテリー賞 投手だけでなく、捕手にもスポットを当て球界最高の「バッテリー」を表彰するもの。今年で24回目を迎える。1年間通じて活躍したことを最低条件として、投手では先発は10勝、救援は30セーブ、または30ホールドを目安とする。捕手はリード面や盗塁阻止率などを基準に選考される。張本勲氏と有藤通世氏は、第1回から選考委員を務める。

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