強行、逆輸入、異色すぎる所属先…今年もサプライズ指名ある!?

[ 2014年10月23日 10:30 ]

07年のドラフトで阪神から指名を受けたシャンソン化粧品の黒田

 今年もドラフト会議がやってきた。毎回、ドラフトでつい期待してしまうのが「サプライズ指名」だ。今年はあるのかないのか?これまでのサプライズ指名を振り返ってみた。

◎強行指名系

 ひと口に「サプライズ」といってもさまざまなパターンがある。その中で、物議を醸すことが多いのが、希望球団、または希望進路があるにもかかわらず指名をする【強行指名】だ。

 有名なところでは、ドラフト史上最多となる「3度の1位指名」を受けた江川卓(1973年阪急、1977年クラウンライター、1978年阪神)。また、巨人入りを志望していた選手を強行指名した例としては、元木大介(1989年ダイエー1位)、内海哲也(2000年オリックス1巡目)、長野久義(2006年日本ハム4巡目、2008年ロッテ2位)、菅野智之(2011年日本ハム1位)などが思い起こされる。

 他球団でも、社会人入りを表明していた工藤公康を強行指名した西武(1981年6位)、大学進学を表明していた城島健司を強行指名したダイエー(1994年1位)が有名。この2例に関わっていたのが「球界の寝業師」の異名を持つ根本陸夫。いずれのケースも入団にこぎつけているのが球界の寝業師たる所以だ。

◎逆輸入系

 NPB以前に海外で活躍していたため、「あ、彼ってドラフト対象だったんだ」と驚いてしまうのが逆輸入系。メジャーで16勝を挙げた後に、2002年にオリックスに指名された鈴木誠(マック鈴木)が代表例だ。メジャー経験のある選手をよく引っ張ってくるのが日本ハム。マイケル中村(2004年4巡目)、多田野数人(2007年1巡目)らをドラフトで指名している。

◎異色の所属系

 ドラフト指名時の所属先で話題をさらうケースも多い。実家で大工をしながらプロテストに合格し、ダイエーから指名されたのが田畑一也(1991年10位)。ダイエーの粋な計らいで、ドラフト会議では実家の「田畑建工」が所属先としてコールされた。

 その他、青山学院大中退後、ガソリンスタンドでアルバイトをしていた城石憲之(1994年5位)、同じく駒澤大中退後に地元の高校で練習をしていた黒田祐輔(2007年4巡目)は、契約社員として働いていた「シャンソン化粧品」の名がクローズアップされ、「シャンソンって野球部あったんだ!?」という誤解を生んだ。

 この他にも18歳未満の選手を指名する【年少系】、球団職員や練習生として他球団の手が伸びないようにする【囲い込み系】、元100メートル日本記録保持者ややり投げ選手、相撲取りからの転身といった【異色の経歴系】、有名人や球界の中で被ってしまう【同姓同名系】なども、ドラフト会議で盛り上がることが多いサプライズ指名だ。

 今年のドラフトではどんなサプライズがあるのか。あえてサプライズを期待する……それもまた、ドラフトの楽しみ方のひとつだ。(週刊野球太郎編集部)

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