史上最高ドラフトは46年前 山本浩二、山田久志ら名球会入り7人

[ 2014年10月23日 11:00 ]

1968年のドラフトで広島から1位指名された法大の山本浩司(中央)。左は松田耕平オーナー代理、右は根本陸夫監督

 23日のプロ野球ドラフト会議まであとわずか。1965年にスタートしてから、今年は記念すべき50回目の年にあたる。そこで今までのドラフトを振り返り、各年度に入団した選手が後に大活躍を果たした年、いわゆる「豊作」とよばれたドラフトに迫ってみた(表記は指名当時の名前)。

◎空前絶後の大豊作!!

 大豊作のドラフトといえば、なんといっても1968年・第4回ドラフトだろう。この年に指名されてプロ入りした選手からは、総勢7名の名球会入りメンバーが誕生。まずは阪急から1位指名を受けた山田久志(富士製鐵釜石)、2位の加藤秀司(松下電器)、7位には福本豊(松下電器)と、阪急の黄金時代を支えた名選手が一斉に入団。チームにとっても当たり年のドラフトとなった。

 他にもロッテ1位は有藤通世(近畿大)、西鉄1位の東尾修(箕島高)、中日3位の大島康徳(中津工高)、広島1位の山本浩司(法政大)の総勢7名が名球会入りを果たしている。

 山本浩司とともに、「法大三羽ガラス」とよばれ、のちに巨人V9に貢献した富田勝や、阪神、西武で活躍した田淵幸一もこの年のドラフトでプロ入り。先日、楽天の監督を辞任した星野仙一(明治大)ら、7人のプロ野球監督経験者を生みだした。

◎平成初期の名選手を輩出!

 1968年のドラフトが昭和の名選手を生んだ“大豊作”ドラフトならば、1989年・第25回ドラフトは、平成初期の名選手を生んだ歴史的なドラフトといえるだろう。

 ドラフト史上最多の8球団が競合指名した近鉄1位入団の野茂英雄(新日鐵堺)を筆頭に、中日1位の与田剛(NTT東日本)、広島1位の佐々岡真司(NTT中国)、西武1位の潮崎哲也(松下電器)、ヤクルト1位の西村龍也(ヤマハ)ら、社会人出身の即戦力投手たちが、翌年以降、プロ野球界を席巻した。

 他にも大洋1位の佐々木主浩(東北福祉大)、ロッテ1位の小宮山悟(早稲田大)、日本ハム1位の酒井光次郎(近畿大)など、大卒投手も大活躍。野手ではヤクルト2位の古田敦也(トヨタ自動車)、広島4位の前田智徳(熊本工高)、近鉄3位の石井浩郎(プリンスホテル)、阪神5位の新庄剛志(西日本短大付高)ら、印象に残る選手が一挙、プロ入りした。

◎日本のドラフトからメジャーへ!

 1968年、1989年のドラフトと肩を並べるまではいかないまでも、それに匹敵するインパクトを残した年もある。1991年・第27回ドラフトは、あのイチローが、オリックス4位で鈴木一朗(愛工大名電高)として入団した年だ。

 同じドラフト4位で近鉄に入団した中村紀洋(渋谷高)、広島4位の金本知憲(東北福祉大)ら、4位入団選手が大成する、といわれるきっかけになったドラフトでもあり、そのほかヤクルト1位で石井一久(東京学館浦安高)、オリックス1位の田口壮(関西学院大)らは、イチローと中村紀洋と同じく、のちに海を渡って活躍するなど、バラエティに富んだドラフトだったといえるだろう。

 以上、50年の歴史の中で特に盛り上がる豊作ドラフトを挙げてみた。しかし、印象に残るドラフトはまだまだある。例えば1998年・第34回ドラフトでは、3球団競合の末に西武に入団した松坂大輔を筆頭とする、“松坂世代”と呼ばれる阪神1位の藤川球児(高知商高)や、広島1位の東出輝裕(敦賀気比高)らが高卒でプロ入り。この年は松坂世代以外でも、巨人1位の上原浩治(大阪体育大)や、2位の二岡智宏(近畿大)、中日1位の福留孝介(日本生命)、2位の岩瀬仁紀(NTT東海)ら、名選手を多く輩出することになったドラフトだった。(週刊野球太郎編集部)

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