ドラフトの目玉、早大156キロ腕・有原に1位指名5球団以上か

[ 2014年10月22日 06:45 ]

早大の有原

 23日のドラフト最大の目玉は、早大の156キロ右腕・有原航平投手(4年)だ。地元・広島は既に1位指名を公言し、阪神、DeNAに加え、日本ハム、ヤクルトなども争奪戦に加わる可能性が高く、5球団以上の競合が予想される。

 「有原はかなりの球団が行くんじゃないのかな」と日本ハム・山田正雄GM。12年にメジャー挑戦を表明していた大谷を1位で強行指名するなど独自のスカウト戦略を展開してきたが、今年は競合覚悟の姿勢を打ち出した。

 ヤクルトも1位の最有力に挙げる。当日までに安楽(済美)、松本(盛岡大付)らにシフトする可能性は残すが、鳥原公二チーフスカウトは「(競合が)多いから行かないではなく、いい方で勝負する」と語った。

 有原は東京六大学秋季リーグ戦の開幕前に右肘を痛めたが9月28日の明大戦で復帰。150キロを計測し、不安を感じさせない投球をみせた。今季は未勝利も11月1日からの早慶戦に向け「最後はビシッといきたい」と燃えている。リーグ通算18勝の右腕に、何球団が競合するか注目が集まる。

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