巨人と争奪戦!楽天 73発高校生を1位指名へ「中田以来の逸材」

[ 2014年10月22日 05:32 ]

23日のドラフトで楽天が1位指名の最有力候補に挙げた智弁学園・岡本

 岡本株急上昇!楽天が23日に行われるドラフト会議で、智弁学園(奈良)の岡本和真内野手(18)を1位の最有力候補に挙げていることが21日、分かった。楽天は今季、昨季の日本一から最下位に転落。和製大砲の育成が急務で、高校通算73本塁打を誇る右のスラッガーに白羽の矢を立てた。また、巨人とロッテも岡本を1位候補に挙げており、争奪戦の様相を呈してきた。

 楽天が将来的に4番を任せられる和製大砲の獲得に動く。球団関係者は岡本について「高卒の野手では日本ハムの中田以来の逸材」と高く評価した上で「リストの最上位にいる」と明かした。

 岡本は高校野球界を代表する右のスラッガー。今春のセンバツでは大会最多タイの1試合2本塁打を放ち、その名を全国にとどろかせた。今夏のU18アジア選手権でも、高校日本代表の4番を務めて準優勝に大きく貢献した。1メートル83、95キロの恵まれた体格を生かしたパワフルな打撃で、高校通算73本塁打をマーク。スイングスピードの速さだけではなく、バットコントロールも巧みで、楽天は入団1年目からプロで通用すると判断した。

 楽天は05年の新規参入から選手層が薄かった事情があり、06年の田中(現ヤンキース)、07年の長谷部など毎年、即戦力投手を1位指名してきた。日本人の生え抜き野手の最多本塁打は07年の草野、13年の枡田でわずかに8本(分配ドラフト選手は除く)。最下位に低迷した今季のチーム本塁打は12球団最少の78だった。山崎武司が11年に退団後、4番はジョーンズら外国人頼みが続いており、今季限りで退任した星野前監督も「常勝軍団をつくるのであれば日本人の4番を育てなければダメ」と話していた。岡本は球団史上初めて野手の1位指名選手となる。

 巨人、ロッテと競合する可能性は高いが、伝統的に抽選に強い。06年には田中を4球団の競合の末に交渉権をゲット。さらに過去2年は立花陽三球団社長の「ゴッドハンド」と呼ばれる右手が当たりくじをつかみ、12年に森を2球団、昨年は松井裕を5球団の競合の末に交渉権を引き当てた。

 その立花社長はこの日、3年連続で仙台市内の球団事務所から徒歩15分の距離にある榴岡天満宮を訪れ、ドラフトの必勝祈願を行った。運試しで引いたおみくじは「中吉」。松井裕を引いた昨年の「吉」よりも劣ると言われるが「いい選手と、いい縁があることを願っています。もし抽選で自分が引くとなれば右手でいきます」と力強く、ドラフト戦略については「将来性のある選手を獲得する方針」と高校生を1位指名することを示唆した。

 大久保2軍監督が1軍監督に就任し、最下位から出直しを図る15年。岡本を抽選で引き当て、4番候補を手に入れる。

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