田辺新監督、来季は「90」に変更…恩師・広瀬氏背番でV照準

[ 2014年10月21日 05:30 ]

背番号「90」に決まった西武・田辺徳雄新監督

 西武・田辺徳雄新監督(48)の背番号が監督代行だった今季の「82」から「90」となる。21日に球団から発表される。

 「90」は田辺監督が西武に入団した85年、2軍守備・走塁コーチだった故広瀬宰氏が11年間つけた番号。腎不全のため52歳の若さで他界した恩師に感謝し「自分を野球漬けにしてくれた人。監督になったら、つけたかった番号」と感慨深げに話した。

 広瀬氏はロッテ、西武などで通算13年間プレーした遊撃手。現役引退後は西武で計12年間2軍コーチを務め、二人三脚で田辺監督を西武黄金期の遊撃手へと育て上げた。「遠征から寮に帰ると“ちょっとやろか”と言われて守備練習を始める。ボールケース1箱が2箱になり、気付いたら5箱に」と振り返る。当時は2軍コーチも寮に泊まり、寝食を共にしたという。オフには米国アリゾナの教育リーグに共に派遣され、約1カ月間2人部屋で過ごしたこともある。「朝昼晩ずっと一緒だった」。人柄については「ゴルゴ13みたいな人。口数が少なくて動きで覚え込ませる」と形容する。その姿勢を学んだ田辺監督は今でも打撃投手を務め、球拾いもする。シーズン中は誰よりも早く球場入りし、体を鍛える。自らを律し、選手に妥協は許さない。

 また、「90」は他球団の指揮官を見ても縁起の良い番号でもある。長嶋茂雄氏(巨人終身名誉監督)が75年から6年間の第1次政権で背負ったのが「90」。就任2、3年目にはリーグ連覇した。

 西武は今季63勝77敗4分けで5位に甘んじた。「この状況なのでやりがいがある。盛り返したい気持ちでいる」。7年ぶりのリーグ制覇へ、背中の恩師とともに戦う。

 ◆広瀬 宰(ひろせ・おさむ)1947年(昭22)2月20日、大分県生まれ。1999年(平11)没(享年52)。68年ドラフト2位でロッテ入りし、中日、西武などで主に遊撃手としてプレー。通算13年間で1090試合に出場し564安打、打率・224。現役引退後は西武でコーチ、編成担当を務めた。右投げ右打ち。

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