楽天中継ぎ「ターンオーバー制」だ デーブ監督が革新プラン

[ 2014年10月20日 05:30 ]

中継ぎローテーションプランを披露した楽天・大久保新監督(右)

 楽天の大久保新監督が中継ぎの起用法について、画期的なプランを披露した。「中継ぎはローテーション制にしたい。8人を2つに分けて、4人が2週間、目いっぱい放ったら2軍に落として、下から4人上げる。そうすれば1年間、楽に回る」。いわば中継ぎの「ターンオーバー制」。中継ぎの負担を軽減して常にフレッシュな状態で登板させたいという狙いだ。

 試合では早めの継投で、どんどん投手をつぎ込む。かつてプロゴルファーを目指し、トーナメントの出場経験もある指揮官は、その理由をゴルフに例えた。「前半10オーバーで回ったら、後半10アンダーでは回れない。それと同じでマウンドで修正するというのは、なかなかできない。だったら代えて相手にハマる投手を投げさせた方がいい」。西武の打撃コーチ時代にアーリーワークを真っ先に実践するなど、球界の常識にとらわれない柔軟な発想の持ち主だけに、投手起用にも独自の考えを明かした。

 今季の防御率はリーグ5位の3・97。中継ぎのローテーション制という新たな発想で、日本一になった昨季のような強力投手陣を再構築する。

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2014年10月20日のニュース