ロサリオ猛特訓だ 守備&走塁レベルアップでレギュラー獲り

[ 2014年10月20日 05:30 ]

緒方監督から大きな期待を寄せられるロサリオ

 広島・緒方孝市監督(45)が19日、ライネル・ロサリオ外野手(25)を、20日にマツダスタジアムで始まる秋季練習および11月1日からの秋季キャンプ(日南)に参加させることを明かした。今春キャンプ前に支配下選手登録されて後半戦からは打線の主軸を担うまでに急成長。課題とされる守備走塁面が向上すればレギュラー定着も狙えるだけに実績を残した外国人選手としては異例の形で日本で居残り特訓させる方針だ。

 エルドレッドら他の外国人選手が既に日本を離れた一方、1人だけ日本に残るロサリオに関して緒方新監督は、20日から始まる秋季練習に参加させることを明言した。秋季練習だけではない。来月1日から予定する宮崎日南キャンプにも帯同させる方針だ。

 「期待するものは大きい。いい打撃を持っているということはみんな分かっているけど、今年は守備のミスが多かったことも事実。脚力はあるから練習を積めば、守備もうまくなれる。守備や走塁のレベルが上がれば、ポジションもつかめるようになる。だから、この秋も鍛えたい」

 ロサリオは昨年9月にドミニカアカデミーから練習生として来日。昨秋キャンプで素質の高さを認められ、今春キャンプ前に支配下選手登録された。当初はチーム内の外国人打者ではエルドレッド、キラに次ぐ3番目の立場で開幕2軍ながら、1軍昇格の度に持ち前の強打で存在感を発揮。8月以降は20試合で打順4番を任され、9月の月間MVPを獲得する活躍も演じた。69試合で打率・336、14本塁打、49打点。練習生の身分ではない、一定の成績を残した外国人選手としては異例の滞在延長だ。

 支配下選手登録された今年1月末の時点で4年契約を結んでいて、今季在籍した外国人選手の中で正式に来季残留が決まっているのはロサリオだけ。ただ、球団は残留濃厚なエルドレッドに加えて左の強打者の獲得も掲げるなど来季は投打合わせて最大8人体制も視野に入れた補強を進めていて、1軍4人の外国人枠を巡る競争激化は必至の情勢だ。

 緒方監督は「練習生だった去年の秋と立場が違うけど、外国人選手も競争の中でやってもらう」と説明し、特別待遇どころか、むしろ伸び盛りの若手として強化指定選手に加えた。1年前からの急成長を思えば、伸びしろはまだまだある。「全員が戦力」と、まずは今秋の若手強化に燃える新監督は潜在能力を秘めるドミニカンも鍛え上げる構えだ。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2014年10月20日のニュース