ロイヤルズ 指揮官も「大きなアドバンテージ」と認めるゴアの足

[ 2014年10月19日 21:08 ]

ロイヤルズのテレンス・ゴア(右)はチームメートとタッチを交わす (AP)

 メジャー史上初となるポストシーズン開幕8連勝で29年ぶりにワールドシリーズ進出を決めたロイヤルズ。テレンス・ゴア外野手(23)はそのチームの快進撃をベンチスタートながらも支えている。

 ヨースト監督が「必要な戦力。彼がベンチにいるだけで相手の脅威になる」と評するゴアは8月に初のメジャー昇格を果たしたばかり。レギュラーシーズンでは11試合に出場した。

 マイナー時代には330試合に出場して263盗塁を記録しているゴアは代走で起用されることが多く、ポストシーズン出場5試合もすべて代走での登場。3盗塁を記録してここまでヨースト監督の期待に応えている。

 しかし、指揮官は盗塁の数にはこだわっていないようで「彼が塁上にいるだけで相手投手の打者への集中力をそぐことができる。これは大きなアドバンテージだ」とゴアの足が与える相手へのプレッシャーを高く評価する。

 この言葉を受けてゴアは「監督が自分を評価してくれるのはうれしい限り」と表情を緩ませた。しかし、21日に地元・カンザスシティーで開幕するワールドシリーズについて話が及ぶとその表情は一転して引き締まり、「優勝リングが欲しい。塁上で相手をトラブルに追い込んでやるよ」と力強く語った。

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2014年10月19日のニュース