“稲葉の思い”を胸に…決勝打の中島「ここで打たなきゃ男じゃない」

[ 2014年10月19日 18:01 ]

<パCS ソ・日>お立ち台で声援に応える中島卓(右)

パ・リーグCSファイナルS第5戦 日本ハム6―4ソフトバンク

(10月19日 ヤフオクD)
 中島のバットで日本ハムがソフトバンクに逆王手をかけた。

 前日の第4戦でソフトバンクに王手をかけられた日本ハム。この試合も序盤に4失点を喫し、苦しい戦いを強いられた。それでも粘って終盤に追いつき、試合は延長戦へ。

 迎えた11回、前の回からマウンドに上がったソフトバンク5番手のサファテを攻めて2死満塁の場面を作ると「ここで打たなきゃ男じゃない。自分で決めよう」と打席には中島。

 1ボール2ストライクからサファテが投じた4球目のストレートを中島は力強く叩くとセカンドの頭を超え、2人の走者を迎え入れるタイムリーとなった。

 「めっちゃうれしかったです」。そう打席を振り返る中島は「稲葉さんの思いを無駄にせずに勝ててよかった」と7回に中前打を放ち、チームの反撃の口火を切った稲葉への気持ちを吐露。

 12年にチームが日本シリーズに出場した時は、控えの選手だった中島。「厳しい試合だったが、みんなの力で勝てた。誠さん(金子)や稲葉さんと1試合でも多くプレーしたい」。レギュラーとして迎える日本シリーズを懸け、あすの第6戦に臨む。

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2014年10月19日のニュース