少年野球チームが日韓懸け橋！日本破った韓国Ｔで応援

駐日韓国大使館に招待された北砂リトルナイン

　今年８月の第６８回リトルリーグ世界選手権大会（米ペンシルベニア州）に日本代表として参加した北砂リトル（東京）が１８日、同大会で２９年ぶりに優勝した韓国代表を応援した縁で東京都港区の韓国大使館で行われた歓迎式に招待された。同大使館関係者によると、日本の学生が大使公邸に招かれるのは初めてという。

　北砂リトルは準決勝で韓国代表に敗れて３位に終わったが、試合後に交換した韓国代表のＴシャツを着て米国との決勝を応援。その姿は韓国メディアでも取り上げられ、感激して招待を決めた柳興洙駐日大使（７６）は「着任して１カ月半、きょうは記念の日になった。この青少年の友情が両国の望む本当の友情だと思う」と話した。この日は、新宿区の東京韓国学校に通う生徒も招待され、ナインと手紙を交換するなどして交流。

　平野啓介副主将（１２）は「試合は韓国に負けて悔しかったけど、その後は気持ちを切り替えて応援した。きょうは多くのことを学べていい経験になった」と笑顔で話していた。