谷繁兼任監督“電撃”捕球 ドラ1右腕に球速アップ厳命

[ 2014年10月19日 05:30 ]

フェニックス・リーグ、日本ハム戦に先発した中日・鈴木翔

 指揮官がまさかの「電撃捕球」だ。宮崎フェニックス・リーグを視察中の中日・谷繁兼任監督が18日、日本ハム戦(アイビー)に先発した鈴木翔を降板後にブルペンに呼び、自ら30球を受けた。

 CSにも出場しないこの時期にミットを手にするのは異例だが、期待のドラフト1位右腕の不甲斐ない投球にじっとしていられなかった。

 「監督にブルペンで受けてもらったのは初めてです。高校時代の動画も一緒に見てもらって、きょうの投球と比べていただきました」と鈴木翔。最大の武器の直球が最速137キロにとどまり、5回7安打3失点と結果を出せなかったが、監督自らの密着指導に感激しきりだった。

 指揮官は「もう少しストレートの走り、スピードが出てきて欲しい。140キロを超えてくれば本来の持ち味が出る」とスピードアップを厳命。就任2年目の巻き返しへ、若手育成に力を入れる。

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2014年10月19日のニュース