ワールドシリーズまで中5日…青木 連勝の勢いそがれる懸念も

[ 2014年10月19日 05:30 ]

打撃練習を行う青木(AP)

ワールドシリーズ第1戦 ロイヤルズ―ジャイアンツ

(10月21日 カンザスシティー)
 21日(日本時間22日)に開幕するワールドシリーズでジャイアンツと激突するロイヤルズは17日(同18日)、本拠地で全体練習を再開。青木宣親外野手(32)は中5日で臨む大一番に向け「この休みをどう使うかが凄く重要。リーグ優勝決定戦の時に雨で中止になって2日空いたときは体が軽くなりすぎた」と敵は日程にもあると分析した。

 目下、ポストシーズン新記録となる無傷の8連勝中。しかし、前シリーズが4戦で終了したことで、試合間隔が空くことと勢いをそがれることが懸念される。実際、松井稼(現楽天)が所属した07年のロッキーズは7戦全勝で突破しながら、中8日で臨んだワールドシリーズでは4連敗を喫した。「5日の休みは多いので、練習を増やそうと思う」と青木。全体練習後にはケージで約30分打ち込んだ。

 ジ軍については「毎年、優勝争いに絡むチーム」と警戒しつつも、「うちはうちでいい野球をやっているので、倒せるようにやりたい」と29年ぶりの世界一へ力を込めた。

 ▽07年ロッキーズのポストシーズン 9月16日のマーリンズ戦からリーグ優勝決定シリーズまで、22戦21勝と驚異の快進撃。地区シリーズではフィリーズ、リーグ優勝決定シリーズではダイヤモンドバックスを破って7連勝でワールドシリーズ進出を決めた。しかし、ワールドシリーズでは松坂、岡島擁するレッドソックスに4連敗して世界一を逃した。

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