岩田、先制ホーム突入&7回2失点 投手陣4戦39回適時打許さず

[ 2014年10月17日 05:30 ]

<巨・神>3回1死一、二塁、上本の中前打で二走・岩田(右)は果敢に滑り込み生還。左は捕手・小林

セ・リーグCSファイナルS第2戦 阪神5-2巨人

(10月16日 東京D)
 走った。先制のホームを踏むために、阪神・岩田は必死に走った。「足、遅いんで。足がもつれなくて良かった」。3回1死一、二塁。二塁走者として、上本の中前打で本塁に突っ込んだ。足から滑る。ブロックをはねのける。セーフ。投手とは思えない激走だった。

 投球も、走り同様にガムシャラだった。3回1死一塁では、沢村の送りバントを処理したが一塁へ悪送球。そこから満塁のピンチを招いた。「自分でつくったピンチ。絶対に抑える」。橋本を134キロカットボールで二ゴロ併殺打。狙い通りの投球で危機を脱した。

 吉報に奮起した。試合前、母校・関大が39季ぶりに関西学生野球秋季リーグで優勝したとの吉報が届いた。「自分たちができなかったので凄いうれしい」。自分のことのように喜んだ左腕は「いつもいいところまでいくけど、僕みたいにここぞというところで負けていた。僕に似ているなあ、って」と笑った。

 しかし、この日の岩田は「ここぞ」で勝った。6回まで無失点。7回に苦手の井端に2ランを浴びたが、この回まで投げ失点はこれだけだった。投手陣は前夜の失点も阿部の一発のみ。これでCS4試合、通算39イニングを投げ、いまだタイムリーを1本も許していない。

 岩田は昨年までの自分を「理想が高すぎた。どこかでそういうのがあった」と言う。かつてWBC日本代表に選ばれた自負が心の隅でくすぶっていた。昨季はわずか2勝。プライドを捨てて臨んだ今季は9勝をマークし、CSでも役割を果たした。輝きを取り戻した左腕が連勝でメッセンジャーにバトンをつないだ。

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