青木 初回死球から“決勝点”「あの2点でまさか勝てるとは」

[ 2014年10月16日 08:13 ]

ワールドシリーズ進出を決め、ファンにア・リーグ優勝記念のTシャツを投げ入れるロイヤルズ・青木

ア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦 ロイヤルズ2―1オリオールズ

(10月15日 カンザスシティー)
 ア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)は15日(日本時間16日)、カンザスシティーで第4戦が行われ、青木宣親外野手(32)のロイヤルズ(ワイルドカード)はオリオールズ(東地区優勝)を2―1で下し、4連勝で29年ぶり3回目のリーグ制覇を果たした。

 初回に死球で出塁し、2点目のホームを踏んだ青木。7回の打席で代打を送られた後は「自分ができることは声を出すこと」とベンチからチームを鼓舞し、9回にホランドが最後の打者を三ゴロに仕留めると真っ先にベンチを飛び出してマウンド近くで歓喜の輪をつくった。

 試合後は中継したNHK―BSのインタビューに応え、「良かった、良かった。まだ先があるけど、とりあえず良かった」と感無量の表情。初回の2点を守り切っての勝利に「あの2点でまさか勝てるとは思わなかった」と話し、「シーズン通してピッチャーの踏ん張りは凄い。次は打って勝ちたいと思います」と投手陣をたたえた。

 21日(日本時間22日)からはナ・リーグの覇者とワールドシリーズを戦う。「初戦ホームで迎えられてうれしい。自分たちが有利だと思ってやっていきたい」と抱負を口にした。

 ▼ロイヤルズ・ヨースト監督の話 経験不足と言われたが、タフなチームだった。みんなよくやってくれた。ワールドシリーズはファン一人一人のものだ。

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