駒大 26季ぶりV王手!江越4安打 広島スカウト高評価

[ 2014年10月16日 05:30 ]

<駒大・拓大>7回1死一塁、駒大・江越は自身4安打目となる遊ゴロ内野安打を放つ

東都大学野球第7週第1日 駒大7―1拓大

(10月15日 神宮)
 1回戦1試合が行われ、駒大が拓大を7―1で下して先勝。今秋ドラフト上位候補の江越大賀外野手(4年)が4安打をマークし、打率・409でリーグ首位に立った。先発した今永昇太投手(3年)は自己最多の14三振を奪い、8回無失点で今季6勝目。中大―青学大1回戦は雨天順延となった。駒大は16日の拓大2回戦で連勝し、中大が青学大に敗れれば、01年秋以来26季ぶりの優勝が決まる。

 雨中の一戦でズボンには赤土がべったりとつき、胸の「KOMAZAWA」も泥で見えなくなっていた。駒大の4番・江越が打って走って、悲願の優勝へ王手をかけた。

 拓大先発・佃には今春に抑え込まれた。変化球に苦しめられた反省から球を引きつけて逆方向へ打つことを徹底。2回にスライダーを右越え二塁打して先制の口火を切ると、4安打の固め打ちだ。「きょうは自分のポイントで打てた」。9回には50メートル5秒8の快足も披露。無死一、二塁から斎藤の右前打で中継がもたつく間に一塁から一気に生還した。「4番が打つと活気づく」と西村亮監督。ドラフト候補として評価は上昇中で広島・高山健一スカウトは「まだまだ伸びる素材」と評した。江越は昨春あと一歩でV逸した経験から「気を引き締めてやる」と表情を緩めなかった。

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