ドラ1恩返し快投も実らず…広島・大瀬良7回無失点

[ 2014年10月13日 05:30 ]

<神・広>2回無死、マートン(背9)を空振り三振に抑えグラブを叩く大瀬良

セ・リーグCSファーストS第2戦 広島0―0阪神

(10月12日 甲子園)
 広島ドラフト1位の大瀬良が去りゆく野村監督に届けたのは、勝利にも劣らない精いっぱいの勇姿だった。

 「感謝しながら投げた。勝てなかった。勝ちたかった。やっぱり悔しい気持ち」。7回無失点の93球の力投だった。苦しんでいた初夏に、監督室へ呼ばれた。「お前の魅力はストレートだ。どんなに打たれても、俺はそのストレートを見たい」―。開幕から一度も先発ローテから外さず、最後の決戦も託してもらった。「この投球を忘れないようにしたい。この1年の経験を生かしたい」。最後に指揮官に誓っていた。

続きを表示

2014年10月13日のニュース