青木がかくRUN!ロイヤルズ 30年越しポストS9連勝

[ 2014年10月13日 05:30 ]

<オリオールズ・ロイヤルズ>初回、左前打を放つ青木(AP)

ア・リーグ優勝決定シリーズ第2戦 ロイヤルズ6―4オリオールズ

(10月11日 ボルティモア)
 ロイヤルズは11日(日本時間12日)、オリオールズを6―4で下し、敵地で2連勝と最高のスタートを切った。青木宣親外野手(32)は「2番・右翼」で出場し、初回に左前打を放って先制のホームを踏むなど3打数1安打、1四球だった。チームはワールドシリーズを制覇した1985年から30年越しのポストシーズン9連勝をマーク。第3戦は場所をロイヤルズの本拠地カンザスシティーに移し、13日(同14日)に行われる。

 相手先発ノリスが投球フォームを変えた。初回1死、青木が左前打で出塁後の2球目だ。左足をほとんど上げないクイックモーションだった。3番ケーンへのスライダーは真ん中に入り右翼への二塁打。ホスマーの2点適時打を呼び、青木は「早い回から(点を)取っていきたい気持ちがあった。アウェーだが、自分たちのペースで野球ができている」とうなずいた。

 伏線は5月17日の対戦だ。一塁走者の青木が「あれくらい足を上げる投手なら走らなきゃ」と二盗を決め、先制の生還。1―0で勝利した。対策を講じてきたオ軍だが、この日は足を警戒して制球が甘くなった。

 4―4で迎えた9回には、1番エスコバルが決勝の適時二塁打。さらに、適時打を放ったケーンは4安打と、1~3番トリオが今ポストシーズン無傷の6連勝に貢献した。青木は、快足ぞろいのロ軍の中でも特に傑出した身体能力を持つ2人に挟まれて巧打を発揮し「打線になっている」のだと言う。

 3人は生え抜きが多いロ軍にあって、いずれもブルワーズからトレードで加入した。10年オフにロ軍がエースのグリンキーら2人を放出し、有望株のケーン、エスコバルら4人を獲得。12年からブ軍に2年間所属後、昨年オフに加入した青木は「もしブルワーズにケーンがいたら、(自分がレギュラーとして試合に)出られなかったかもしれないし、縁がなかったかもしれない」と不思議な巡り合わせを感じている。

 7回に代走を送られて交代した青木は、この日の試合後も一番にグラウンドに飛び出してナインとハイタッチ。「ここまで本当にいい流れで来ている。何とかホームで決めたい」。前回チームがワールドシリーズを制覇した1985年10月当時、青木はまだ3歳だった。30年の時を超えて続くポストシーズンの連勝は9。まだ止めるつもりはない。

 ≪リーグ優勝確率100%≫リーグ優勝決定シリーズが7回戦制になった1985年以降、敵地で2連勝スタートしたのは過去に11チーム。いずれもシリーズを突破しており、リーグ優勝確率は100%。ロイヤルズのポストシーズン9連勝は継続中のものでは最長で、大リーグ史上では6位タイとなった。また、ロ軍はこの試合の7回まで17イニング連続出塁を果たし、02年アスレチックスの15を抜くポストシーズン新記録を樹立した。

 ▽1985年の世相 9月にニューヨークでの先進5カ国蔵相・中央銀行総裁会議(G5、当時)でプラザ合意がなされ、急激な円高による一時不況を経て日本経済はバブル景気へ向かう。フジテレビ「夕やけニャンニャン」の放送が始まり、おニャン子クラブが大人気。ファミコンソフト「スーパーマリオブラザーズ」が大ヒットした。いじめ問題が深刻化。球界では阪神が21年ぶりのリーグ優勝を飾り、球団初の日本一。夏の甲子園では3年生の桑田真澄、清原和博を擁したPL学園が全国制覇達成。

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