中島Vスクイズ 前打者3ボールで確信「準備できていた」

[ 2014年10月12日 05:30 ]

<オ・日>7回1死一、三塁、スクイズを決める中島。投手・岸田

パ・リーグCSファーストS第1戦 日本ハム6―3オリックス

(10月11日 京セラD)
 6年目で二塁のレギュラーに定着した日本ハムの2番・中島がセーフティースクイズを決めて、決勝点をもぎ取った。

 同点の7回1死一、三塁から2番手・岸田の2球目を一塁側へ転がす。「初球からサインが出ていた。初球がボールだったので、内角を狙って一発で決めようと思った」と振り返った。心の準備もできていた。「(前打者の西川)遥輝が3ボールとなった時点で絶対にスクイズだと思った。シーズン中にも何回もやっているし、1年間やってきたことができた」と胸を張った。

 栗山監督にとっても会心の一手。一塁走者は今季盗塁王の西川だったが「走らせると、一塁手が(前進守備に変わり)前に出てくるから」と、あえて盗塁させずに、セーフティースクイズをしやすい状況をつくった。しっかり仕事を遂行した23歳について「ピリピリした雰囲気の中でのプレーが若手を成長させてくれる」と目を細めていた。

 ≪PSでは初≫中島(日)が7回にスクイズを成功させ勝利打点。プレーオフ、CSでスクイズがV打となったのは80年のプレーオフでマニエル(近鉄)がロッテ第2戦、12年CSファーストSで今宮(ソ)が西武第1戦で決めたのに次いで3人目。なお、日本シリーズでは06年中日第5戦で金子、09年巨人第4戦で森本が決めておりポストシーズンではチーム3人目。V打は中島が初めてだ。

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2014年10月12日のニュース