亡き恩師の「夢を背負い」…済美・安楽ドラフト1位でプロへ

[ 2014年10月12日 05:30 ]

ブルペンで投球する済美の安楽

 23日に行われるプロ野球のドラフト会議で1位指名が有力視される済美(愛媛)の157キロ右腕、安楽智大投手(17)が11日、松山市内で取材に応じ「23日は特別な日になる」と胸を高鳴らせた。

 苦楽をともにした同校の上甲正典監督(享年67)が9月2日に胆管がんで亡くなった。恩師とは高校入学後に全国制覇、球速160キロ、ドラフト1位を約束した。全国制覇と160キロは高校で達成できなかったが、上甲氏が最も切望したのがドラフト1位。「監督さんの夢を背負い、ドラフト1位で選ばれるように願っている」と力を込めた。

 「12球団どこが来ても行きたい」と話す剛腕は将来的な大リーグ挑戦への思いも口にした上で「(昨秋の)肘のケガもあって将来性、将来性と言われるが、即戦力で1年目からばんばんやってやるんだ、という気持ち。(現役)20年間が目標」と威勢が良かった。

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