平成国際大の“プロ注”左腕・佐野、好投でリーグ新29勝目

[ 2014年10月11日 20:06 ]

関甲新学生野球秋季リーグ戦・決勝リーグ 平成国際大3─1上武大

(10月11日 上武大球場)
 今秋ドラフト候補に挙がる平成国際大の149キロ左腕・佐野泰雄投手(4年)が1失点完投。リーグ新記録となる通算29勝目をマークした。

 タイ人の母を持ち、タイ・バンコク生まれ。1メートル77、88キロとがっちりした体格も目を引く。ネット裏からは5球団8人のスカウトが熱視線を送った。

 相手は昨年の全日本大学選手権を制した上武大。「上武大の打者は引かない。内角をしっかり攻めようと思っていた」と最速143キロで内角をえぐれば、鋭いスライダーで空振りさせるなど5安打8奪三振。137球の熱投だった。

 「自分の勝ちよりも、チームが勝ったことがうれしい。エースなのでチームの勝ちを一
番に考えていた」と大黒柱の責任感をにじませた。

 大島義晴監督は「暑さもあって、バテバテでしたね。でも佐野は、全試合自分が投げる
と宣言するようなガッツある選手。みんながそれに引っ張られているような気がする。4年生にとっては最後の上武大戦。納得してすっきりできる結果にしようと言っていた。良く投げてくれました」と力投をたたえた。

 視察した巨人・山下哲治スカウト部長は「即戦力だけど伸びしろもある。球の質は十分
上位候補」と評価した。

 すでに10球団から調査書が届いており、上位指名は確実な状況。それでも「まずは関
東選手権に出て優勝して、明治神宮大会に出る。そのために一つ一つやっていく」。決勝リーグ上位3校に与えられる関東地区大学選手権の出場権獲得に集中するつもりだ。

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