広島 1敗もできない…台風直撃でワンマッチの危機

[ 2014年10月11日 05:30 ]

新神戸駅に到着した大瀬良

セ・リーグCSファーストS第1戦 広島―阪神

(10月11日 甲子園)
 大事な初戦はルーキーに託す。マツダスタジアムでの最終調整。広島の前田健と大瀬良は、この日もまったく同じ練習を行い「開幕投手」をカムフラージュした。今季限りでの辞任を表明している野村監督も「どっちが行くんだろうね」と報道陣をけむに巻いたが、もちろん、もう決まっている。大瀬良だ。

 すでにファーストSに先発する3人には登板日が告げられている。6日の巨人との最終戦(マツダ)に先発したエースの前田健は、初戦の先発となると中4日になる。これまで中4日では10試合に先発し、2勝5敗と苦手にしている。思い起こせば昨年も同じ舞台で阪神と対戦した際、その初戦のマウンドには、中5日で臨んだ前田健がいた。結果は7回5安打1失点の好投。今回も中5日で第2戦に回ることが濃厚で、そうなれば初戦の先発は大瀬良しかいない。

 台風19号の影響で、第2戦が行われる12日と第3戦が行われる13日の試合開催は、現時点で不透明。14日に予備日が設けられているものの、最悪の場合、11日の第1戦しか行われない可能性もある。また、CSの規定では、勝ち星が同じ場合はレギュラーシーズン上位のチームが勝者となるため、仮に2試合行われたとしても広島は1勝1敗ではファイナルSに進むことができない。そのため、初戦は絶対に負けることができないのだ。

 その大事な一戦に抜てきされた大瀬良は「大舞台で活躍できれば目立つことができる。もし初戦に投げたら、いい流れを持ってこられる投球をしたい」と堂々と話し、敵地に乗り込んだ。巨人への挑戦権を懸けた大一番。まずはゴールデンルーキーが、若さと勢いで猛虎打線を封じこめる。

 【CS開催要項】

 (1)試合方式 ファーストSは両リーグ2、3位球団による3試合制。ファイナルSは1位球団とファーストS勝者の6試合制。1位球団にはあらかじめ1勝のアドバンテージが与えられる。いずれのステージでも引き分けを除いた勝利数が同じ場合は、上位球団を勝者とする。

 (2)延長 12回を終えて同点の場合は引き分けとし、再試合は行わない。

 (3)予告先発 パ・リーグのみ。セ・リーグは実施しない。

 (4)日程 天候不順、災害等により、ファーストSは14日までに、ファイナルSは22日までに試合を消化できない場合、その時点で勝ち星の多い球団を勝者とする。引き分けを除いた勝ち星が同じ場合は、レギュラーシーズン上位チームを勝者とする。

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