続投決定!和田監督 CSは先手必勝「嫌なイメージはない」

[ 2014年10月11日 05:30 ]

CS初戦を前に余裕の笑顔で報道陣の質問に答える和田監督

セ・リーグCSファーストS第1戦 阪神―広島

(10月11日 甲子園)
 来季続投が正式決定した阪神・和田豊監督(52)は10日、11日からのCSファーストS広島戦に向け決意表明。意気込みも新たに、先手必勝を誓った。

 「覚悟を持って臨んだシーズン。優勝を逃した責任は感じている。“来年は必ず優勝してくれ”と言われ、自分としては“もう一度”という気持ち。ただ、来年の前にやることはある。きょうから自分の中では新たな一歩です」

 練習前、甲子園球場を訪れた坂井信也オーナー(66=電鉄本社会長)から、来季続投を要請された。「やらせていただきます。よろしくお願いいたします」。9年連続のV逸に終わった悔しさを噛みしめながらも、要請を受諾。今季で3年契約が切れ、契約年数は未定も新たに4年目の指揮を執ることが決まった。

 熱い思いをたぎらせるとともにポストシーズンへ気合を入れ直した。

 「(CSを控え)無の境地。重いものは全くない。真っさらな気持ちで楽しみ。昨年は勢いを持って甲子園へ乗り込んできたけど、今年は9月以降もカープに勝ち越した。嫌なイメージはない」

 会見では、言葉の端々に自信をのぞかせた。昨年と同じ顔合わせ。3位広島に2連敗し下克上を許したが、今季は手応えがある。9月以降の直接対決が1勝4敗だった昨季から一転、4勝1敗と勝ち越し。シーズントータルでも14勝10敗と勝ち越しており、苦手意識は全くない。

 「本拠地甲子園でやることを考えると、まずは守りから。初回を0で帰って、何とか先取点を取る。そこがポイント。両チームの投手を考えればそんなに打ち合いになることはないからね」

 守りからリズムをつかむべく、初戦のマウンドには最多勝右腕・メッセンジャーを送り込む。大胆な打順変更も視野に入れるのは、短期決戦における先制点の重みを理解しているからだ。「もう一度、巨人と勝負したい」。かねてから口にしているG倒を果たすべく、まずは広島を撃退する。

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2014年10月11日のニュース