マエケン 声詰まらせ「凄く寂しい」…日本一での花道誓う

[ 2014年10月9日 06:54 ]

2010年の開幕戦で、初の開幕投手で白星を挙げた前田健(右)にウイニングボールを手渡す野村監督

広島・野村監督辞任

 広島のエースの前田健は「凄く寂しい」と声を詰まらせた。阪神とのCSファーストステージに向け、マツダスタジアムでの練習中に鈴木清明球団本部長から伝えられた。

 プロ4年目だった10年に就任1年目の野村監督に初めての開幕投手に抜てきされた。高卒でまだ21歳と若かったが「信頼してもらった。あの時に開幕を任せてもらったから今がある」と振り返る。15勝を挙げた10年から5年間で途切れることなく2桁勝利を挙げ、球界のエースに成長した。

 「いい時はそっと見守ってくれて、悪い時や勝てない時には監督室で直々に声を掛けてもらった」。球団初のCS本拠地開催が懸かった6日の巨人との最終戦(マツダ)では敗戦投手になり、チームは3位に転落した。期待を裏切ったエースは「まだCSがある。日本一になって、監督を胴上げしたい」と最後の恩返しを誓った。

 ▼丸 1軍に出してもらったのも野村監督が初めてだった。恩を返すじゃないけど、CSではいい結果を残したい。

 ▼菊池 1年目から試合に出させてもらって、育ててもらった思いがあります。

 ▼堂林 この3年間使ってもらった。背番号7になって、活躍はできていないけど、しっかり受け継いでいけたら。

 ▼大瀬良 勝てなかった7月に監督室に呼ばれ「おまえの魅力はスピードボールだ。その投球を忘れるな」と言ってもらった。

 ▼中日・谷繁兼任監督 1年間しか対戦できなかったけど、今年は大きく負け越したんで何とかやり返したいと思っていたんですが。

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2014年10月9日のニュース