マー君 MLB1年目を振り返る…メジャーでは「休まないことが普通に」

[ 2014年10月9日 10:30 ]

ヤンキースでの1年目を終えた田中

 ヤンキースの田中将大投手(25)が、スポニチ本紙の独占インタビューに応じ、メジャー1年目を振り返った。最初の14試合で11勝をマークし全米中に衝撃を与えたが、7月中旬に右肘じん帯の部分断裂で2カ月半の離脱。9月に復帰し、チームトップの13勝(5敗)を挙げたものの、悔しさばかりが残った一年だった。その一方で故障を経験したことで感じたこともあった。田中は8日に帰国。真のエースと期待される勝負の2年目へ、大事なオフを過ごす。

 ――メジャー1年目を振り返って、まず思うことは。

 「残念というのが一番。自分自身も半分しか働けなかった。(プレーオフを逃した)チームの成績も自分の責任もあると思う。2カ月も離脱したし。それに、ジーターの最後の年でもあった。悔しいシーズンでしたね」

 ――今はポストシーズンの真っ最中。試合は見ているのか。

 「そうですね。雰囲気が全然違います。初回の1人目の打者を抑えた時から、9回かと思うぐらいファンが騒いで、そのまま最後まで。こうもレギュラーシーズンと違うのかと、あらためて思いました」

 ――日本のシーズンより短い期間での162試合。体験した印象は。

 「タフですよ。連戦がたくさんある。でも、もう休まないことが普通になった。休みがあるという感じがなくなった」

 ――13勝5敗、防御率2・77という成績は。

 「ある程度、ゲームをつくれていたということで、勝ちに結びついた部分はある。でも、基本的にピッチャーは野手の方々に点を取っていただいて勝ち星がついてくる。数字は皆さんのおかげだと思っています」

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