退任表明の広島・野村監督「シーズン前から今季でけじめをと」

[ 2014年10月8日 17:13 ]

今季最終戦後のセレモニーを終え、ファンの声援に応える広島・野村監督

 今季限りでの退任が発表された広島・野村謙二郎監督(48)は「シーズン前から今季でけじめをつけようと思っていた。5年という節目の中で決断させてもらった」と、決断に至った胸中を語った。

 09年秋に監督に就任。10年から5、5、4位ながら、昨季は16年ぶりのAクラスとなる3位躍進と球団初のクライマックスシリーズ(CS)進出を果たした。今季は開幕から上位につけ、9月まで優勝争いを演じた。

 しかし、目標に挙げていた23年ぶりの優勝に届かなかった。リーグ3位でレギュラーシーズン終了。CSの本拠地開催も逃した。11日からのCSファーストステージは敵地・甲子園で阪神と対戦。指揮官は「集大成として指揮を執りたい」と、最後の戦いに意気込んだ。

 ▼広島・松田元オーナーの話 去年もくたくただったのを無理やりやれと言った。今回は、無理は言えんと了承した。5年はチーム再建の一つの区切り。彼の目指す野球に選手がついてきた。立派にやり遂げてくれた。

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