星野監督の送迎役は元選手 わざと渋滞の道選んだことも…

[ 2014年10月8日 11:54 ]

楽天の河野チーム統括本部監督担当部長

 雨の日も、雪の日も、勝った日も、負けた日も…。星野監督の仙台市内の自宅とコボスタ宮城は、車で約10分の距離。4年間、送迎役を務めたのが河野亮チーム統括本部監督担当部長(43)だ。

 11年の星野監督就任から2年間はBクラスに低迷。もちろん勝敗で機嫌やテンションは変わるため「負けた試合後に監督が話し足りないような表情をしていたら、わざと渋滞している道を選んで時間をつくりました」。ポジティブな会話を心掛け、できる限り指揮官がストレスをためないように努めたが、時に空回りして怒鳴られることもあった。

 昨季の日本一から一転、今季は開幕から低迷。日々の星野監督との車中の会話から「将来のエースと4番を育てようとしていた。“次の監督のために”という思いが伝わって来た」と言う。それでも今年は重い空気が漂うことも多く「“あすはマンションの部屋から下におりてこないんじゃないか”と不安になることもあった」と振り返る。

 現役時代だった99年は中日で星野監督の下でプレーした経験もある河野部長は、この日、最後の送迎を終えた。「お疲れさまでした!」。マンションの入り口に向かう闘将の背中は涙でにじんだ。

 ◆河野 亮(かわの・りょう)1971年(昭46)5月3日、神奈川県生まれの43歳。日大藤沢から89年ドラフト外でヤクルトに入団。一塁手、外野手として中日など計4球団を渡り歩き、通算打率・234、17本塁打、58打点。05年から楽天で2軍マネジャーなどを歴任し、今季はチーム統括本部監督担当部長。右投げ右打ち。1メートル81、81キロ。

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