マートン CS突破“5度目の正直”へ秘策「シンプルに、やれることを」

[ 2014年10月7日 08:00 ]

座っていたゴメス(左)を引っ張り起こすマートン

 止まらない。熱い思いが、次々と口をつく。虎が苦杯をなめ続けているCS。“5度目の正直”へ向け、阪神・マートンが突破への秘策を熱弁した。

 「シンプルにやること。1球1球、1回1回、1試合1試合をきちんと戦うことが大事になってくる。アメリカでも今プレーオフをやっているよね。最後までどうなるか分からないし、瞬間、瞬間にやれることをやる」

 進出した過去4度の短期決戦はすべて無残に敗れ去った。勝利したのは08年の第2戦のみ。自身が加入した10年、そして昨年は連敗での敗退。この4戦で、計15打数3安打。10年は初戦で3番、後がない第2戦では1番を任され、昨年は不動の4番としてメンバーに名を連ねていた背番号9。この数字では到底勝利に導くことは不可能だ。当然反省はくっきりとその脳裏に刻まれている。

 「打者としてはもう少し打っておきたかった。自分自身を振り返ってみても、もっと“こうできた”という思いはある。持っている能力を最大限引き出すことができれば、勝つチャンスは出てくるはずだからね」

 甲子園室内練習場での調整を終えた後、打撃練習に訪れたメッセンジャーと約1時間に渡って話し込んだ。人工芝に寝転がったり、体育座りをしたり…。今年33歳になった同い年の2人。ほとばしる野球への思いをとうとうと語り合った。

 「時間つぶしだよ(笑い)僕たちも年数を重ねてきた。でもまだ(心身ともに)25歳くらいだよな、変わってないよな、という話をした。この先何年やれるか分からないけど、まだまだ何年でもやれそうだな、ってね」

 2人にとって、タテジマでプレーする時間は長い野球人生の一ページに過ぎない。しかし、濃密な時間を過ごしていることもまた事実だろう。初戦を任されるメッセンジャーと、ポイントゲッターを担うマートン。鬼門と呼ばれるCSを絶対に勝ち抜こう―。通じ合う信念を胸に、M砲は決戦の時を待つ。

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